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2020.09.28 2024.03.03|店舗デザイン
プライベートサロンの内装施工事例!デザインする際のポイントや工事費用も紹介
本記事で、プライベートサロンの内装施工事例をご紹介します。デザインする際のポイントや工事費用も解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
プライベートサロンの内装デザイン・工事に関する基本情報
プライベートサロンの内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。計画をスムーズに進めやすいからです。内装デザイン・工事が重要な理由や特徴、業者の選び方、流れを紹介します。
重要な理由
まずプライベートサロンの内装デザイン・工事が重要な理由は、集客率や再来店率、売上高に影響するからです。ターゲットとなる顧客層に好まれるような内装をデザインすることで、集客率や再来店率を上げやすくなります。
またデザイン性と機能性の高い内装空間でサービスを提供することで、顧客の満足度を向上させやすいです。プライベートサロンの内装をデザイン・工事する際のポイントについては、後ほどご紹介します。
特徴
次にプライベートサロンにおける内装デザイン・工事の特徴は、清潔感や快適性、プライバシー保護、キッズスペースやSNS映えなどです。顧客がリラックスして施術を受けやすいように、清潔感と快適性を与える内装をデザインしましょう。
またプライバシー保護やキッズスペース、SNS映えに配慮して内装をデザインすることで、幅広い顧客層(子連れや若い世代など)のニーズに応えやすいです。具体的な内装デザインのポイントについては、後ほどご紹介します。
業者の選び方
またプライベートサロンの内装デザイン・工事を依頼する業者の選び方として、複数の業者から見積もり(相見積もり)を取りましょう。以下の項目を比較しながら、適正な見積もり金額を把握できます。
- 施工実績数
- 施工事例の業種や業態
- 接客対応
内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や工務店、内装専門業者などがあります。内装工事業者に依頼した失敗例などを紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
流れ
そしてプライベートサロンの内装デザイン・工事の流れも押さえましょう。
- 業者探しと問い合わせ
- 相見積もりと契約
- 業者との打ち合わせ
- 店舗物件探しと現場調査
- 店舗内装デザインの完成
- 店舗の内装工事
- 店舗の引き渡し
以上の流れには数ヶ月から半年以上かかりますので、プライベートサロンの開業予定日に間に合うように、計画的に進めましょう。店舗内装デザイン・工事の流れを詳しく説明していますので、次の記事もご覧ください。
プライベートサロンの内装をデザインする際のポイント
基本情報を確認したところで、プライベートサロンの内装をデザインする際のポイントも押さえましょう。8点(コンセプトと動線設計、清潔感、配色や照明、防音性、プライバシー保護、キッズスペース、SNS映え)をご紹介します。
コンセプトの設計
まずコンセプトの設計が、プライベートサロンの内装をデザインする際のポイントとして挙げられます。コンセプトは店舗経営の基本となり、競合店との差別化を図り、事業計画書を作成する際に必要だからです。
コンセプトを設計する方法には市場調査や競合分析、ターゲティング、ポジショニング、コンセプトシートなどがあります。コンセプトを設計する方法について詳しく説明していますので、次の記事も併せてご覧ください。
快適性を高める動線設計
次に快適性を高める動線設計も、プライベートサロンの内装をデザインする際のポイントです。動線設計によって顧客の満足度や従業員の業務効率が変わるため、集客と売上に影響します。
そこで顧客の滞在時間やプライバシーなどに気をつけながら、快適性を高める動線を設計しましょう。他にも店舗の動線を設計する際の注意点を紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
清潔感のある内装材
そして清潔感のある内装材も、プライベートサロンの内装をデザインする際のポイントです。顧客に清潔感を与える内装空間を提供できるように、内装材の素材や配色などを検討しましょう。
具体的には、メンテナンスのしやすい素材や健康的な自然素材、白やベージュのを基調とした配色などが、プライベートサロンの内装に合います。内装材の種類と特徴などを詳しく説明していますので、次の記事も併せてご覧ください。
配色や照明の効果
続いて配色や照明の効果も、プライベートサロンの内装をデザインする際のポイントです。店舗デザインにおける配色には、顧客の心理や行動に影響を与える効果が期待されます。顧客がリラックスして施術を受けやすい配色を選びましょう。
また照明の種類や照射範囲などを工夫することで、内装の雰囲気を演出して、サービスの魅力を引き立てやすいです。店舗に施工できる照明の種類や施工事例などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
防音性
また防音性も、プライベートサロンの内装をデザインする際のポイントです。防音対策により、「店内から店外への騒音」や「店外から店内への騒音」を防止できます。施術サービスを受ける顧客はもちろん、近隣の住民や店舗からの信用や信頼を得るために重要です。
防音対策の方法には、遮音や吸音、防振、制振などがあります。防音対策の目的に応じて、適切な方法を選びましょう。店舗を防音対策する流れと方法、デメリットなど詳しくまとめてありますので、次の記事もあわせてご覧ください。
プライバシーの保護
さらにプライバシーの保護も、プライベートサロンの内装をデザインする際のポイントです。造作壁や施工型パーテーションで完全個室をレイアウトすれば、顧客同士の視線や会話などが気になりません。
また同じフロア上に可動型パーテーションを設置して半個室をレイアウトしても、顧客のプライバシー保護につながります。店舗のパーテーション施工事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
キッズスペース
それからキッズスペースも、プライベートサロンの内装をデザインする際のポイントです。キッズスペースをレイアウトすることで、子連れ客にもサービスを提供できます。ターゲットとする顧客層に応じて、キッズスペースのレイアウトを検討しましょう。
ただし子どもの安全性に配慮して、施術中の顧客が確認しやすい場所に、キッズスペースをレイアウトしましょう。遊び道具や音響設備を配置する場合には、誤飲や転倒などの事故を防止しなくてはなりません。
SNS映え
なおSNS映えも、プライベートサロンの内装をデザインする際のポイントとして挙げられます。SNS映えする内装をデザインすることで、集客と売上の向上を期待できます。施術の前後に顧客が写真撮影できる空間をレイアウトしましょう。
例えば受付カウンターや待合室に撮影スポットをレイアウトしたり、おしゃれな施術室をデザインしたりする方法があります。店舗のSNS集客を展開するコツをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
プライベートサロンの内装施工事例
ポイントを押さえてプライベートサロンの内装をデザインできるように、施工事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(半個室と完全個室、マンション、カフェ風、清潔感)をご紹介します。
半個室のレイアウトされたヘアサロン
まず「rroom201」は、半個室のレイアウトされたヘアサロンです。ホテルやバーのようなテイストの半個室で、施術台の正面にスクリーンが設置されており、施術を受けながら動画を視聴できます。
エントランスから半個室の施術室の間には、鏡張りの通路がレイアウトされています。プライベートサロンへの出入口です。通路をくぐると、バーカウンターでドリンクをオーダーできます。
参照元:ホットペッパービューティー「ルームニマルイチ(rroom201)」
完全個室のレイアウトされたヘッドスパサロン
次に「HIGUCHI HILLS店」は、完全個室のレイアウトされたヘッドスパサロンです。他の顧客の視線や会話を気にしないで、施術を受けられます。柔らかい色味の間接照明に照らされた施術室です。
施術室とは別に、パウダールームもレイアウトされており、施術前後に利用できます。施術室と同じく、ベージュをベースカラーに配置されており、木目の床材や什器が温かみを感じさせる内装デザインです。
参照元:ホットペッパービューティー「ヒグチ HILLS店(HIGUCHI)」
マンション2階のネイルサロン
続いて「nailsalon ma-ni(ネイルサロン マーニ)」は、マンション2階のネイルサロンです。白い壁に木目の床材や什器が配置された施術室で、清潔感が演出されています。自然素材の北欧雑貨が温かさを感じさせる内装空間です。
施術前のカウンセリングに使用できるように、施術台や収納棚にはネイルデザインのサンプルが配置されています。ネイル関連の書式も配置されているため、施術前後に読むことが可能です。
参照元:ネイルブック「駒沢大学のネイルサロンnailsalon ma-ni」
カフェ風のリラクゼーションサロン
それから「肩こり解消処 Hammock 早稲田店」は、カフェ風のリラクゼーションサロンです。天井や壁には白色が配置され、床材やカウンターなどには木目が選択されています。リラックスしやすい内装デザインです。
ファサードに施工された大きな窓から自然光が取り入れられ、天井がスケルトンの状態に仕上げられているため、明るく開放的な内装空間です。壁面には、コンセプトである「ハンモック」のオブジェが飾られています。
参照元:ホットペッパービューティー「肩こり解消処 ハンモック 早稲田店(Hammock)」
清潔感のあるまつ毛サロン
さらに「セレブヒルズ 丸の内店〈まつげパーマ専門店〉」は、清潔感のあるまつ毛サロンです。天井や壁の全体に白色が配置されて、床材や什器には木目が採用されています。観葉植物も配置され、ナチュラルな雰囲気の内装空間です。
施術台が3台配置されていますが、可動型パーテーションで仕切られているため、顧客のプライバシーに配慮されています。パウダースペースがレイアウトされているため、施術後のメイク直しが可能です。
プライベートサロンの内装工事費用
事例のようなプライベートサロンの内装を工事するためには、費用が必要です。そこでプライベートサロンの内装工事の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、内装工事費用の節約法も確認しましょう。
相場
まずプライベートサロンの内装工事費用の相場は、坪単価10〜50万円程度です。例えば10坪のスケルトン物件を工事するなら、100万〜500万円程度かかります。ただし物件の立地や規模、種類(居抜きまたはスケルトン)、内装材のグレード、設備・機器・什器の種類と台数などによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次にプライベートサロンの内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、10坪のスケルトン物件にかかる工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
デザイン・施工監理費 | 全体の10%程度 | 10万〜50万円程度 (10坪のスケルトン物件) |
諸経費 (仮設・解体など) | 全体の10%程度 | 10万〜50万円程度 |
内装工事費 (天井・壁・床・建具など) | 全体の30%程度 | 30万〜150万円程度 |
設備・機器・什器工事費 (電気・ガス・水道・ 空調・照明・施術器具など) | 全体の50%程度 | 50万〜250万円程度 |
合計 | 100% (坪単価10万〜50万円程度) | 100万〜500万円程度 |
上表の通り、プライベートサロンの内装工事費用においては、設備・機器・什器工事費が大半を占めます。つまり設備・機器・什器にこだわるほど、内装工事費用が増加しますので、ご注意ください。
節約法
そしてプライベートサロンの内装工事費用の節約法には、相見積もりや居抜き物件、助成金・補助金などがあります。複数の業者から相見積もりを取り、各業者の見積もり(工事の内容や期間、費用など)を比較することで、無駄な工事費用の削減が可能です。
サロンの居抜き物件を契約すると、施工されている設備・機器・什器を譲渡してもらえる分だけ、新規工事費用を削減できます。ただし居抜き物件が向いているケースを紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
さらに助成金・給付金を受給できると、基本的に返済不要の資金が得られます。店舗開業・経営に活用できる補助金・助成金について詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
プライベートサロンの内装デザイン・工事を計画しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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