2020.09.28|店舗デザイン
プライベートサロンの内装デザインはどんなイメージ?

「プライベートサロンはどういう内装デザインにしたら良いのか」
というあなたの疑問にお答えする記事です。
結論から言うと、プライベートサロンの内装イメージはあなたの提供したいコンセプトによります。
ですがどんなコンセプトでも共通する重要な点があります。
それは、顧客が「わたしのための場所」だと思える空間であること。
だからこそ、コンセプト決めが重要なのです。
そしてあなたのコンセプトに沿った内装デザインにするためにも、実例写真を参考にするだけでなく知識を身に着けながら進めましょう。
今回の記事では、
・プライベートサロンと通常サロンの違い
・プライベートサロンが提供できる空間
についてお伝えしていきます。
また、本記事の最後にIdealが施工を担当した事例をご紹介しております。
プライベートサロンの内装デザインについて、知識を身に着けられた後に事例をご覧いただけますと、より理解が深まります。
ぜひ参考してみて下さい。
目次
プライベートサロンと通常のサロンの違いとは

プライベートサロンと通常のサロンとの違いは以下の通りです。
・価格設定
・予約の取りやすさ
・担当者が変わらない
・気兼ねなく相談できる空間
・リラックスできる上質な空間
・「わたしのための場所」と思える空間
詳しくお伝えします。
価格設定
プライベートサロンは通常サロンよりも価格が高くなる傾向があります。
全国展開していることが多い通常サロンと違い、こだわりのあるパーマ液やカラーリング、スタイリング剤を使用していることが多いためです。
通常サロンの方が安く利用できる一方で、より居心地の良さを求める人々が増えてきているのも事実。
プライベートサロンの利用者が増えてきている今だからこそ、あなたの決めるコンセプトとターゲットが重要なのです。
予約の取りやすさ

プライベートサロンは通常のサロンよりも予約が取りにくい傾向にあります。
その理由は、プライベートサロンは通常サロンよりも小規模で、座席数や1日における施術数を抑えているためです。
一人一人じっくりと向き合った施術をすることから、どうしても一人にかける時間が長くなります。
その分、通常サロンよりも予約が取りにくくなる点がデメリットです。
担当者が変わらない
通常のサロンに比べてプライベートサロンは、顧客の担当者が変わることがあまりありません。
サロンを利用する顧客が満足するには、担当者との程よい距離感も重要です。
お話が好きな顧客もいれば、話しかけられるのが得意でない顧客もいます。
一度担当になった人であれば会話の具合が分かっていきます。
心置きなく施術や雰囲気を楽しめるような環境が顧客の満足度を上げ、リピート率を上げることにも繋がります。
気兼ねなく相談できる空間

プライベートサロンと通常サロンとの違いで大きいのは相談のしやすさです。
担当者があまり変わらないという点が相談のしやすさを可能に。
同じ担当者さんであれば、顧客自身も落ち着いて利用できる点がプライベートサロンのメリットでもあります。
気兼ねなく相談できることで、顧客が求めるヘアスタイルにより近づけます。
顧客とじっくりゆっくり向き合える空間がプライベートサロンの大きな強みです。
リラックスできる上質な空間
プライベートサロンは通常サロンよりもリラックスできる”上質な空間”を提供することも特徴です。
通常のサロンは従業員数を確保していることから、その分、人の出入りや行き来が多い環境です。
それに比べてプライベートサロンは、施術中の技術もですが、顧客のリラックスできる空間を提供できるようなコンセプトを掲げることが多いです。
なのでバタバタとした落ち着かない空間よりも、ゆったりした時間を堪能できる空間作りを心がけることが大切です。
「わたしのための場所」と思える空間

プライベートサロンを手掛けるのに最も大切にしてほしいことは、顧客自身が「わたしのための場所」なのだと思える空間を提供することです。
通常サロンを利用せず、プライベートサロンを選ぶ顧客が求めているのは、
・わたしに合った施術
・わたしに合った空間
・わたしに合った担当者
であること。
これらは通常サロンでは味わえないことです。
例えば、
・毛髪の状態をしっかりチェックし、あなたに合ったケア方法を教えてくれる
・お子様連れでも安心して利用できる
など、スタッフと顧客がほどよい距離感を保ちつつも「あなたに喜んでもらいたい」と工夫することが、内装デザインを決める上で最も大切なことです。
プライベートサロンは特別な空間を演出する必要がある

プライベートサロンは特別な空間を演出する必要があります。
その理由は、通常サロンでよく見られる明るい清潔感ある空間との差を感じさせるためです。
・あなたが提供するコンセプトはなんですが?
・どのような人に利用してほしいのですか?
それらを踏まえた上で特別な空間作りの具体的案が以下の通りです。
・サロンを意外な場所に設置
・一貫性のあるデザインにする
・潜在意識に応えるレイアウトにする
・お子様でも利用できる空間を提供する
詳しくお伝えしますね。
サロンを意外な場所に設置
サロンそのもの位置を”意外な場所”に設置することで特別感を演出することが可能です。
・マンションやビルの最上階に設置
・外から見られないよう地下に設置
など、「え、こんなところにあるの?」と意外性を思わせることで特別なサロンだと印象を与えることができます。
一貫性のあるデザインにする

一貫性のあるデザインにすることで特別感を演出することができます。
生活感を感じさせないデザインで統一すると、より特別感を演出することが可能です。
具体的には、
・ラグジュアリーなデザイン
・無機質なインダストリアルなデザイン
・アンティークさを感じさせるデザイン
上記のような一貫性のある特別感を与えることが重要です。
「わたしのための場所」を提供できる内装デザインにするには、コンセプトとターゲットをより細かく具体的に決めていくことがポイントです。
潜在意識に応えるレイアウトにする
特別な空間とはどういう空間なのかというと、顧客の心から居心地の良いと感じられる空間のことです。
心身ともに居心地が良い=リラックスできる空間を提供できることが、顧客が「ここは特別だ」と思えることに繋がります。
居心地の良さは
・壁や天井の配色
・照明の数、色、角度
・人の出入りの少なさ
などを配慮しましょう。
具体的には、
[配色]
・リラックス効果のある配色にする(緑やグレーなど)
・緊張感、興奮効果のある赤や黄色色をなるべく使用しない
[照明]
・明るすぎず、電球の数も多すぎず設置する
・灯りの範囲を意識する
[人の出入りの少なさ]
・通常サロンの様に、1日の従業員数を多く設けない
・人の多さで圧迫感を感じさせないよう予約枠を少なめにする
などが挙げられます。
お子様でも利用できる空間を提供する

あなたのコンセプトが「お子さん連れでも安心」と謳うのであれば、子連れで利用したい顧客にとってそれだけで『特別な空間』となります。
具体的には、
・ベビーカーを置ける場所がある
・保育士に見てもらえる
・託児施設がある
など、プライベートサロンの中でもさらに差別化することで高いリピート率を狙えます。
プライベートサロンはゆったり過ごせる空間も提供する

プライベートサロンは「わたしのための場所」と思えるよう、ゆったり過ごせる空間を提供することが大切です。
その具体的案が以下の通りです。
・人の出入りを感じさせない配慮
・リラックスできる配色
・清潔感を感じられる
・自然素材を設ける
詳しくお伝えします。
人の出入りを感じさせない配慮
顧客にゆったりとした居心地の良さを感じさせるには、人の出入りを感じさせないような空間であることが大切です。
・目線を遮られるような仕切りを設ける
・顧客同士の席をできるだけ離す
こうした一工夫に、腰壁や木製のスリット柱などの自然素材を設けることで同時におしゃれな雰囲気も演出できます。
リラックスできる配色

居心地の良さはサロン室内の配色によって効果をもたらします。
ゆったりとした時間を過ごすのに心理的効果のある色は
・緑
・白
・グレー
などが挙げられます。
また、色の心理効果については以下の通りです。
色 イメージ1 イメージ2
白= 純粋、清潔、神聖、正義 空虚、無
グレー= 落ち着き、大人、真面目 抑うつ、迷い、不信
黒= 高級感、重厚感、威厳 恐怖、絶望、不吉、悪、死
赤= 情熱、活力、興奮、高揚 怒り、暴力、警戒
橙= 喜び、活発、陽気、明るい、暖かい ー
黄色=愉快、元気、軽快、希望、無邪気 注意、注目
緑=安らぎ、癒し、調和、安定、若々しい、健康、やさしい ー
青= 知的、落ち着き、信頼感、誠実、爽快感 悲哀、冷たい、孤独
紫= 上品、優雅、妖艶、神秘、高貴 不安
ピンク= 可愛い、幸福、愛情 ー
伝つくラボより引用
興奮作用のある赤や黄色はなるべく使用しないようにしましょう。
清潔感を感じられる
プライベートサロンでゆったり過ごせるよう、清潔さを保たなければなりません。
プライベートサロンを利用する顧客は、ただ単に髪を整えるためだけではありません。
リラックスすることを目的にプライベートサロンを利用するのだと理解しましょう。
これから使用する席に髪の毛が残っていたり、ホコリやゴミが見えるような状態では顧客も幻滅してしまいます。
清潔感ある空間はリラックスな空間を提供することの基本です。
自然素材を設ける

プライベートサロンでの一時を、顧客がよりゆったりと過ごせる空間にするには自然素材を設けることが近道でもあります。
・サロン内の数カ所に木材を使用する
・観葉植物を設ける
など、温かみのある空間を提供できるといいでしょう。
プライベートサロンは”技術”と”空間”で顧客の満足度を上げるように

新しくプライベートサロンを開業したいあなたへ、コンセプトに合わせた内装デザイン作りについてお伝えしました。
顧客がいかに「このサロンは居心地が良い」と思わせることがリピート率アップに繋がります。
・居心地の良さをどのように表現するか
・どんな人に提供したいのか
これらのポイントがいかに決まっているかで売上に大きく影響を与えることになります。
だからこそあなた自身が決めたコンセプトやターゲットを明確に決めていくことが重要なのです。
そしてコンセプトに基づいたあなたのイメージするデザインを、きちんと内装工事業者に伝えて下さい。
「配色はこうしたい」「レイアウトはこのようにしたい」など、あなたのイメージをきちんと意思表示して、積極的に伝えていくことが大切です。
ここで、Idealが施行を担当しましたプライベートサロンの内装デザイン事例を1つご紹介します。
Idealは、与えられた空間を存分に活かしつつ、あなたの提供したい”特別な空間”を細かく丁寧に形にしていきます。
今回の事例の様に、あなたの希望を根本から理解した上で、必要な手続きを含め、内装デザインから施行までを代行します。
あなたが提供したいものを汲み取ることはもちろん、悩みや急な提案に臨機応変に対応することがIdealの強みです。
まずは一度、ご相談してみて下さい。
あなたの悩みを一つ一つ丁寧に対応、解決してくれることでしょう。

