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2024.05.10 2024.06.11|店舗デザイン
ペットショップの内装施工事例!デザインする際のポイント・工事費用も紹介
本記事で、ペットショップの内装施工事例をご紹介します。またデザインする際のポイント・工事費用も解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
ペットショップの内装デザイン・工事の基本情報
ペットショップの内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすいからです。それではペットショップの内装デザイン・工事が重要な理由や特徴、流れ、業者の選び方をご紹介します。
重要な理由
まずペットショップの内装デザイン・工事が重要な理由は、集客と売上に影響するからです。新規顧客を獲得するために、デザイン性の高い内装をデザインして、宣伝や広告に活用できます。
また機能性の高い設備・機器・什器を配置して、商品・サービスを提供すれば、顧客満足度の向上につながります。ペットショップの内装をデザインする際のポイントについては、後ほどご紹介します。
特徴
次にペットショップの内装デザインの特徴として、清潔感や温かさ、高機能の空調・換気設備などが挙げられます。来店する顧客だけではなく、販売するペットにとっても、清潔で温かい内装デザインが必要です。
同様に、顧客とペットが快適に店内で過ごせるように、高機能の空調・換気設備も必要です。なおペットホテルやペットサロン、ドッグランなどが併設されるペットショップもあります。
流れ
それからペットショップの内装デザイン・工事の流れも確認しましょう。
- 業者探しと問い合わせ
- 相見積もりと契約
- 業者との打ち合わせ
- 店舗物件探しと現場調査
- 店舗内装デザインの完成
- 店舗の内装工事
- 店舗の引き渡し
以上の流れには数か月から半年以上かかりますので、開業予定日までに計画的に進めましょう。ペットショップにも活用できる内装デザイン・工事の流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
そしてペットショップの内装デザイン・工事を依頼できる業者の選び方として、相見積もりを取って複数の業者を比較しましょう。施工実績や得意分野、見積もり(工事の費用や期間)、接客対応などです。
なお内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や内装専門業者、工務店などがあります。ペットショップにも活用できる内装工事業者に依頼した失敗例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ペットショップの内装をデザインする際のポイント
基本情報だけではなく、ペットショップの内装をデザインする際のポイントも確認しましょう。本記事では、8点(法令とコンセプト、動線、レイアウト、メンテナンス、空調・換気、清潔感と温かさ、配色や照明)をご紹介します。
法令の遵守
まず法令の遵守が、ペットショップの内装をデザインする際のポイントとして挙げられます。ペットショップは動物愛護管理法によって規制されており、施設に対する基準が定められています。
参照元:
e-gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」(第10条)
環境省「展示動物の飼養及び保管に関する基準の解説」(22-25ページ)
したがって販売するペットの健康を損なわないように、法令を遵守しなければなりません。ペットの種類(犬・猫や鳥類、小動物など)によって、必要なスペースや照度、温湿度などが異なります。
コンセプトの設計
次にコンセプトの設計も、ペットショップの内装をデザインする際のポイントです。店舗経営の基本方針であるコンセプトに基づくことで、商品・サービスを販売しやすい内装をデザインできます。
そこで店舗のターゲットやサービスなどを明確にしたうえで、内装をデザインしましょう。ペットショップにも活用できるコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
無駄のない動線設計
それから無駄のない動線設計も、ペットショップの内装をデザインする際のポイントです。動線設計は顧客の満足度や従業員の業務効率に影響するため重要であり、集客と売上を左右します。
そこで顧客と従業員を区別したうえで、動線を設計しましょう。販売するペットのストレス緩和や健康管理に対する配慮も必要です。ペットショップにも活用できる動線を設計する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
暮らしをイメージさせるレイアウト
続いて暮らしをイメージさせるレイアウトも、ペットショップの内装をデザインする際のポイントです。顧客にペットとの暮らしをイメージしてもらえることで、売上アップを期待できます。
例えば室内犬にはリビングスペースを、室外犬には庭の犬小屋をレイアウトしてあげることで、ペットとの暮らしをイメージさせやすいです。ペットショップにも活用できるレイアウトの施工事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
メンテナンスのしやすい内装材
さらにメンテナンスのしやすい内装材も、ペットショップの内装をデザインする際のポイントです。ペットが動き回るスペースにおいては、内装に汚れや損傷が生じやすいため、メンテナンスのしやすい内装材を選びましょう。
例えば犬や猫のスペースには、クッションフロアや消臭性のある壁紙などが適しています。ペットショップにも活用できる内装材の種類と特徴をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
空調・換気の効率
そして空調・換気の効率も、ペットショップの内装をデザインする際のポイントです。ペットの健康管理のためはもちろん、特有の臭いがこもらないように、空調・換気設備を配置しましょう。
ただし空調・換気設備の種類によって、機能(冷暖房・気流調整や換気・空気清浄、脱臭・消臭など)が異なります。空調設備と換気設備の違いなどをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
清潔感と温かさを感じさせるテイスト
また清潔感と温かさを感じさせるテイストも、ペットショップの内装をデザインする際のポイントです。内装材や配色、照明、什器などを検討して、清潔感と温かさを感じさせるテイストの内装をデザインしましょう。
例えば白やベージュなどの配色は清潔感を与えやすく、木材の内装材・什器は温かさを感じさせます。ペットショップにも活用できる内装デザインのテイスト事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
配色や照明の効果
なお配色や照明の効果も、ペットショップの内装をデザインする際のポイントです。配色には、顧客の心理や行動に影響を与える効果(色彩効果)が期待されます。ペットのストレスや健康にも配慮しながら、配色を検討しましょう。
照明には、内装デザインの雰囲気を演出したり、商品・サービスの魅力を引き出したりする効果があります。ペットショップにも活用できる店舗に施工できる照明の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ペットショップの内装施工事例
ペットショップにポイントを押さえた内装をデザインできるように、参考となる施工事例を調査しましょう。本記事では、事例5点を取り上げて、各事例の特徴(広さと通園型しつけ教室、老犬ホーム、ドッグラン、商業施設内)をご紹介します。
広さのある内装
まず「犬の家&猫の里 春日井本店」には、広さのある内装がデザインされています。ペットやペットフード・グッズの販売だけではなく、トリミングやペットホテルのサービスも提供しているペットショップです。
トリミングスペースはガラス張りになっているため、飼い主が施術中の様子を見学できます。ペット販売スペースは白をベースに配色されており、清潔感のあるデザインです。
参照元:ペットショップ 犬の家&猫の里「春日井本店(愛知県)」
通園型しつけ教室の内装
次に「犬の家 WanPeace」は、通園型しつけ教室を提供するペットショップです。プレイルームやコミュニケーションスペース、物販コーナー、トリミング室がレイアウトされています。白を基調にした内装空間に木材が取り入れられているため、清潔感と温かみのあるデザインです。
しつけ教室やトリミングだけではなく、パピーパーティーも開催されています。パーティーの目的は、子犬の社会性獲得です。安全性に配慮して、エントランスからプレイルームまでに3つのドアが施工されています。
老犬ホームの内装
また「THE ケネルズ東京」は、ペットホテルと老犬ホームを提供するペットショップです。老犬ホームのエリアは24時間有人体制で、食事や散歩、日光浴、リフレッシュ、温浴、トリミングなどのサービスが提供されています。
4階建ての物件内には、フロントやロビー、グッズ売り場、トリミングルーム、フォトスポット、ケアルーム、個室、フィットネスルームなどがレイアウトされています。白を基調とした清潔感のある内装デザインです。
ドッグラン併設のペットショップ
それから「わんちゃんハウスまると」は、ドッグラン併設のペットショップです。屋外ドッグランの全面にウッドチップが敷き詰められており、アジリティや遊具が配置されています。
屋内には、全天候型のドッグランや飼い主用のオープンテラス席がレイアウトされています。ペットフードやペットホテル、トリミングなどのサービスを提供するペットショップです。
商業施設内にあるペットショップ
そして「ワンラブLICOPA 川崎店」は、商業施設内にあるペットショップです。ペット販売やグッズ販売、トリミング、ペットホテルなどのスペースがレイアウトされています。
白を基調とした内装空間に木製の什器が配置されているため、清潔感と温かみを感じさせるデザインです。ペットホテルにはカメラが設置されているため、預けている間の様子を確認できます。
参照元:ぺットショップワンラブ「LICOPA 川崎店(神奈川県)」
ペットショップの内装工事費用
事例のようなペットショップの内装を工事するためには、費用が必要です。そこでペットショップ内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、内装工事費用の節約法もご紹介します。
相場
まずペットショップ内装工事費用の相場は、坪単価20万~50万円程度です。例えば30坪の店舗物件には、600万~1,500万円程度の内装工事費用がかかります。ただし店舗物件の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数などによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次にペットショップ内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、30坪の店舗物件にかかる内装工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
諸経費 (デザインや施工監理、 仮設、解体など) | 全体の20%程度 | 120万~300万円程度 (30坪の店舗物件) |
内装工事費 (天井や壁、床、 建具など) | 全体の30%程度 | 180万~450万円程度 |
設備・機器・什器工事費 (電気やガス、水道、 照明、空調・換気、施術台、 収納棚など) | 全体の50%程度 | 300万~750万円程度 |
合計 | 100% (坪単価20万~50万円程度) | 600万~1,500万円程度 |
上表のとおり、ペットショップの内装工事費用においては、設備・機器・什器工事費が大半を占めます。つまり設備・機器・什器等の台数が増えるほど、内装工事費用が増加するわけです。
節約法
そしてペットショップ内装工事費用の節約法には、相見積もりと居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の見積もり(工事の内容や費用、期間など)を比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。
居抜き物件を契約して、内装や設備・機器・什器などを引き継ぐ分だけ、新規工事費用を節約できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。ただし補助金・助成金の種類によって、申請の条件や方法、時期などが異なりますので、ご注意ください。
ペットショップの内装デザイン・工事を計画しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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