本記事で、店舗を装飾する方法と…
2024.05.29 2024.04.19|店舗デザイン
猫カフェの内装施工事例!デザインする際のポイントや工事費用も紹介
本記事で、猫カフェの内装施工事例をご紹介します。また猫カフェの内装をデザインする際のポイントや工事費用も解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
猫カフェの内装デザイン・工事に関する基本情報
猫カフェの内装をデザイン・工事をする前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、デザイン・工事を進めやすくなるからです。それでは猫カフェの内装デザイン・工事が重要な理由と一般的なカフェとの違い、流れ、業者の選び方をご紹介します。
重要な理由
まず猫カフェの内装デザイン・工事が重要な理由は、集客と売上に影響するからです。おしゃれな内装をデザインして、公式サイトやSNSなどで紹介することで、新規顧客を集客しやすくなります。
また機能性の高い内装をデザインして、従業員の業務効率や顧客の満足度を高めることで、リピーターの獲得につながります。猫カフェの内装をデザインする際のポイントについては、後ほどご紹介します。
一般的なカフェとの違い
次に猫カフェと一般的なカフェとの違いは、猫との触れ合いや猫グッズの販売などです。顧客に猫都の触れ合いを提供する猫カフェにおいては、トイレの始末や消臭などの衛生管理や猫の健康管理などが求められます。
また一般的なカフェと同様に飲食物を提供するだけではなく、猫グッズの販売によって売上を獲得できます。猫カフェ業態の特徴や開業に失敗しないためのポイントなどについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
デザイン・工事の流れ
それから猫カフェの内装デザイン・工事の流れも確認しましょう。
- 業者探しと問い合わせ
- 相見積もりと契約
- 業者との打ち合わせ
- 店舗物件探しと現場調査
- 店舗内装デザインの完成
- 店舗の内装工事
- 店舗の引渡し
以上の流れを進めるためには、数ヶ月から半年以上がかかります。開業予定日から逆算して、計画を立てましょう。猫カフェにも活用できる内装デザイン・工事の流れと注意点について詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
また猫カフェの内装デザイン・工事を依頼する業者の選び方として、相見積もりを取って各業者の施工実績数や施工事例、接客対応などを比較しましょう。業者によって、内装デザインの得意分野や工事費用などが異なるからです。
なお内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や工務店、内装専門業者などの種類があります。猫カフェにも活用できる内装工事業者に依頼した失敗例などを紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
猫カフェの内装をデザインする際のポイント
基本情報を踏まえたうえで、猫カフェの内装をデザインする際のポイントも押さえましょう。本記事では、8点(コンセプトの設計と動線設計、レイアウト、消臭性のある内装材、空調・換気設備の性能、テイスト、猫がくつろげる空間、配色)をご紹介します。
コンセプトの設計
まず猫カフェの内装をデザインする際のポイントとして、コンセプトの設計が挙げられます。明確なコンセプトに基づくことで、オリジナリティのある内装をデザインして、競合店との差別化を図れるからです。
そこで猫カフェを開業する地域で市場調査を行い、競合店やターゲット層の特性などを分析しましょう。店舗のコンセプトを設計する方法を詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
動線設計
次に動線設計も、猫カフェの内装をデザインする際のポイントです。顧客と猫や従業員の動線が区別されていないと、顧客の快適性や猫の健康状態、従業員の業務効率などを下げてしまいます。
そこで顧客と猫や従業員の動線を区別して、店舗のエントランスに待合や会計のスペースを、猫と触れ合えるスペースの奥に厨房や休憩のスペースをレイアウトしましょう。店舗の動線を設計する際の注意点についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
レイアウト
そして猫カフェの内装をデザインする際のポイントとして、レイアウトも挙げられます。店舗のレイアウトは空調性能や顧客満足度を左右するため、集客や売上にも影響するからです。
特に猫カフェの内装をレイアウトする際には、顧客と猫や従業員の動線設計に基づいて、ダイニングフロアや猫の休憩スペース、厨房に設備・機器・什器を配置しましょう。猫カフェにも活用できるレイアウトの施工事例をまとめてありますので、次の記事もご覧ください。
消臭性のある内装材
それから消臭性のある内装材も、猫カフェの内装をデザインする際のポイントです。猫特有の臭いを軽減するために、壁や床に消臭性の高い内装材(漆喰や珪藻土など)を選びましょう。
ただし消臭性だけでなく、内装材には防音や防水、調湿、断熱などの機能性もあります。提供する商品やサービスに適した内装材の選び方が重要です。猫カフェにも活用できる内装材の種類や選び方などを詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
空調・換気設備の性能
また空調・換気設備の性能も、猫カフェの内装をデザインする際のポイントです。脱臭・消臭機能の備わった空調設備なら、店内の温度・湿度を保ちつつ、猫特有の臭いを軽減できます。
また換気設備を導入することで、調理中の煙や湿気、猫特有の臭いなどを除去できます。店舗に換気設備をデザインするポイントなどをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
テイスト
さらにテイストも、猫カフェの内装をデザインする際のポイントです。コンセプトに適したテイストを選ぶことで、猫カフェのメニューやサービスに合う内装をデザインできるため、集客と売上の向上につながります。
例えば猫カフェの内装には、自然素材を取り入れたナチュラルテイストや本棚が並ぶ図書館のようなテイストなどが合います。他にも内装デザインのテイスト事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
猫がくつろげる空間
続いて猫がくつろげる空間も、猫カフェの内装をデザインする際のポイントとして挙げられます。猫カフェを含む動物取扱業者には、法的に動物の安全や健康を保持する義務があるからです。
参照元:e-gov法令検索「動物の愛護及び管理に関する法律」(第1~10条)
以下の点に注意しながら、猫がくつろげる空間をデザインしましょう。
- 猫の動線を意識する
- 猫の縄張り意識に配慮する
- 室温を調整する
- 日なたぼっこができるスペースを設ける
- プライベートスペースをレイアウトする
配色
なお猫カフェの内装をデザインする際のポイントとして、配色も挙げられます。店舗デザインにおける配色には、顧客の心理・行動に影響を与える効果(色彩効果)を期待できるからです。
そこで猫の視覚に配慮したうえで、猫カフェのコンセプトに合う配色を検討しましょう。猫カフェにも活用できる店舗を配色するポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
参照元:諏訪動物病院「猫の視覚」
猫カフェの内装施工事例
ポイントを押さえて猫カフェの内装をデザインできるように、施工事例を調査しましょう。本記事では事例5点を取り上げて、各事例の特徴(貸切パーティーと保護猫カフェ、Wi-Fiと本棚、四季に応じた装飾、清潔感)をご紹介します。
貸切パーティーを開催できる内装
まず「Cat Cafeてまりのおうち」は、東京の吉祥寺に立地する猫カフェです。貸切パーティーを開催できるように、内装がデザインされています。収容人数は最大60名で、フードの持ち込みがOKです。
また音響や映像の機器を持参すれば、好きな音楽や動画を流せます。無料Wi-Fiやコンセントの使用も可能です。「不思議な猫の森」をコンセプトに、メルヘンチックなテイストの内装空間がデザインされています。
保護猫カフェの内装
次に「ネコリパブリック広島店」は、ビジネス化を目指す保護猫カフェです。フロアには顧客用の本棚と猫用のジャングルジムがレイアウトされ、木目調の什器が配置されています。カフェの利用や猫グッズの購入が可能です。
カフェを経営しながら、利益を猫の保護活動に充てたり、保護猫の里親探しを行ったりしています。カフェ内で定期的に開催される譲渡会は、保健所などから保護した子猫の里親探しをするイベントです。
参照元:保護猫カフェ ネコリパブリック広島店「日本の猫の殺処分をゼロに」
Wi-Fi完備で本棚も配置された内装
https://www.instagram.com/p/CpTswYQrkjx/?utm_source=ig_web_copy_linkさらに「カフェきゃらふ」は、東京の浅草に立地する猫カフェです。内装空間には、Wi-Fi完備で、本棚も配置されており、数百冊の漫画が収納。総勢11匹の猫たちが暮らしています。
内装や什器にはダークブラウンの木材が取り入れられており、落ち着いた雰囲気の内装デザインです。充電ケーブルやコンセントも無料で利用でき、カレー・ピラフなどのフードメニューだけではなく、アルコールも提供されています。
参照元:カフェきゃらふ「コンセプト」
四季に応じて装飾を変化させる内装
https://www.instagram.com/p/CzOQ3h-ptOB/?utm_source=ig_web_copy_link続いて「猫カフェ〜猫音〜(にゃおん)」は、大阪市に立地する猫カフェです。内装空間では、四季に応じて装飾を変化させています。例えば2023年のクリスマスには、ツリーやリースなどで装飾されました。
1時間の利用料金には1ドリンクが含まれており、本格的に焙煎されたネルドリップコーヒーなどが提供されています。フードメニューは、こだわりのパンケーキやパスタなどです。
清潔感のある内装
https://www.instagram.com/p/C4F9BWgpZLt/?utm_source=ig_web_copy_linkそれから「猫カフェ 猫の屋おでん」は、神戸市に立地する猫カフェです。白を基調とした内装がデザインされており、清潔感があります。定期的に猫たちをシャンプーするだけでなく、空間除菌脱臭機が設置されており、衛生管理が徹底されています。
また猫たちが日向ぼっこできるように、大きな窓が施工されています。店内ではカフェや猫とのふれあい、グッズの購入が可能です。保護猫の譲渡会やイラスト展示会などのイベントが開催されています。
猫カフェの内装工事費用
事例のような内装を工事するためには、予算が必要です。そこで猫カフェの内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、内装工事費用の節約法もご紹介します。
相場
猫カフェ内装工事費用の相場は、坪単価60万〜100万円程度です。例えば20坪の店舗物件であれば、600万〜1,000万円程度がかかります。しかし物件の立地や規模、種類(居抜き物件かスケルトン物件)、設備・機器・什器の数や内装材のグレードなどによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次に猫カフェ内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪のスケルトン物件にかかる内装工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
諸経費 (デザインや施工監理、 仮設、解体など) | 全体の20%程度 | 120万〜200万円程度 (20坪の店舗物件) |
内装工事費 (天井や壁、床、 建具など) | 全体の50%程度 | 300万〜500万円程度 |
設備・機器・什器工事費 (電気やガス、水道、 照明、空調・換気、カウンターなど) | 全体の30%程度 | 180万〜300万円程度 |
合計 | 100% (坪単価30万〜50万円程度) | 600万〜1,000万円程度 |
上表のとおり、猫カフェ内装工事費用においては、内装工事費が大半を占めます。つまり天井や壁、床、建具などにこだわるほど、内装工事費用が増加するわけです。
節約法
そして猫カフェ内装工事費用の節約法には、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の見積もり(工事の費用や期間など)を比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。
居抜き物件を契約して、内装や外観、設備・機器・什器などを譲渡してもらえると、新規工事費用を節約できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。公益財団法人「どうぶつ基金」の助成金や一般財団法人犬猫生活福祉財団の助成金についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
猫カフェの内装デザイン・工事を検討しよう!
IDEALは、店舗全般のコンセプト設計から資金調達、物件探し、内外装のデザイン・工事、集客までのワンストップソリューションをご提供しております。
下のキーワードをクリックして、店舗デザインや開業準備などの関連記事もぜひご覧ください。また店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討の際は、ぜひご相談ください。
監修者
-
IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
> IDEALの編集者ポリシー
店舗づくりをプロデュースする「IDEAL(イデアル)」が運営。
新規開業、店舗運営のお悩みや知りたい情報をわかりやすくお届けいたします。