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2024.08.15 2024.09.16|店舗デザイン
ドッグカフェの内装施工事例!デザインのポイントや工事費用もご紹介
本記事で、ドッグカフェの内装施工事例をご紹介します。またデザインのポイントや工事費用も解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
ドッグカフェ内装デザイン・工事に関する基本情報
ドッグカフェの内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、デザイン・工事を進めやすくなるからです。それでは内装デザイン・工事の重要な理由と必要なスペース、流れ、業者の選び方をご紹介します。
重要な理由
まずドッグカフェの内装デザイン・工事が重要な理由は、集客と売上に影響するからです。おしゃれな内装をデザインしてWebサイトやSNSなどから発信すれば、新規顧客の獲得を期待できます。
また内装空間に機能性の高い設備・機器・什器をレイアウトして、従業員の業務効率や顧客の満足度が向上すれば、リピーターの獲得につながります。ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントについては、後ほどご紹介します。
必要なスペース
次にドッグカフェに必要なスペースは、エントランスやダイニングスペース、厨房、バックヤード、ドッグスペース(遊び場)などです。飼い主がペットと利用できる店舗の場合には、受け入れるペットの種類や頭数などに応じて必要なスペースを確保します。
一方で経営者のペットと触れ合える店舗の場合には、飼育するペットの生活スペースや顧客が触れ合えるスペースも必要です。動物愛護管理法によって、ペットの管理方法や施設の基準などが定められていますので、後ほどご紹介します。
デザイン・工事の流れ
それからドッグカフェの内装デザイン・工事の流れも確認しましょう。
- 業者探しと問い合わせ
- 見積りと契約
- 業者との打ち合わせ
- 店舗物件探しと実地調査
- 内装デザインの完成
- 店舗の内装工事
- 内装の引き渡し
以上の流れには数か月から半年がかかりますので、開業日から逆算して計画的に進めましょう。ドッグカフェにも活用できる内装デザイン・工事の流れを詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
そしてドッグカフェの内装デザイン・工事を依頼する業者の選び方として、相見積もりを取って、複数の業者を比較(施工事例の業種や業態、見積もりの金額、工事の期間、接客対応など)しましょう。
内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や工務店、内装専門業者などがあります。ドッグカフェにも活用できる内装工事業者に依頼した失敗例などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイント
基本情報を踏まえたうえで、ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントも押さえましょう。本記事では8点(コンセプト設計と法令の遵守、動線設計、厨房、消臭性・耐久性・メンテナンス性、衛生性・安全性、防音性、空調・換気効率)をご紹介します。
コンセプト設計
まずコンセプト設計が、ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントとして挙げられます。明確なコンセプトに基づくことで、オリジナリティのある内装をデザインし、競合店との差別化を図れるからです。
そこでドッグカフェにドッグランやドッグプール、フォトスポットなどを取り入れて、独自性のあるコンセプトを設計しましょう。ドッグカフェにも活用できるペット同伴可能な店舗の開業事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
法令の遵守
次に法令の遵守も、ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントです。飼い主がペットと利用できるドッグカフェを開業するためには、各自治体の保健所への届出・許可が必要で、施設(厨房とダイニングフロアの設備)に対する規制を受けます。
参照元:愛知県「いわゆる「ドッグカフェ」に対する衛生指導要綱」
経営者のペットと触れ合えるドッグカフェの内装空間は、動物愛護管理法によって規制を受けます。飼育するペットの健康を損なわないように、法令を遵守して飼育や展示のスペースをデザイン・工事しましょう。
参照元:
e-gov法令検索「 動物の愛護及び管理に関する法律」(第10条)
環境省「展示動物の飼養及び保管に関する基準の解説」(22~25ページ)
動線設計
それから動線設計も、ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントです。動線設計は、顧客の満足度や従業員の業務効率に影響するため、ドッグカフェの集客と売上を左右します。顧客の快適性や従業員の働きやすさを高められるように、動線を設計しましょう。
ただし顧客や従業員だけではなく、ペットのストレス緩和や健康維持も重要です。ドッグカフェにも活用できる動線を設計する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
厨房のレイアウトと設備・機器・什器
続いて厨房のレイアウトと設備・機器・什器も、ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントです。ドッグカフェの業態や設計した動線、食事の提供方法、掃除のしやすさなどを考慮して、厨房をレイアウトしましょう。
例えばドッグカフェの厨房には、シンクやガスコンロ、作業台、冷凍冷蔵庫、食器棚などがレイアウトされます。飲食店に必要な厨房設備・機器・什器の選び方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
消臭性・耐久性・メンテナンス性
さらに消臭性・耐久性・メンテナンス性も、ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントです。ペット特有の臭いや内装の破損、清掃の負担などを軽減できるように、壁や床などに消臭性・耐久性・メンテナンス性の高い内装材を選びましょう。
ただし施工した内装材は経年劣化していきますので、定期的なメンテナンスが必要です。ドッグカフェに活用できる店舗メンテナンスの重点箇所と方法をまとめておりますので、次の記事も併せてご覧ください。
衛生性・安全性
また衛生性・安全性も、ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントです。ドッグカフェの顧客はもちろん、従業員やペットの健康も保障できるように、手洗い設備(ダイニングフロア)や人間用とペット用が区別されたシンク(厨房)などをレイアウトしましょう。
店舗内における事故やペット同士のトラブルなどを防止するためには、監視カメラや二重扉などが必要です。ドッグカフェにも活用できる店舗の防犯対策について詳しくまとめておりますので、次の記事も併せてご覧ください。
防音性
そして防音性も、ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントです。防音対策により、ペットの鳴き声や店舗周辺からの騒音などを軽減できます。防音レベルや周辺環境を調査したうえで、適切な防音対策の方法を検討しましょう。
防音対策の方法には遮音や吸音、防振、制振などがあり、店舗の立地や階数、規模によって適切な方法は異なります。ドッグカフェにも活用できる防音対策の流れと方法をまとめていますので、次の記事も併せてご覧ください。
空調・換気効率
なお空調・換気の効率性も、ドッグカフェの内装デザイン・工事のポイントです。消臭・脱臭機能が備わった空調設備なら、店内の温湿度を保ちつつ、ペット特有の臭いを軽減できるため、飼い主である顧客がペットと一緒に快適に過ごせます。
また換気設備を導入することで、調理中の煙やペット特有の臭いなどを除去できます。ドッグカフェにも活用できる空調設備と換気設備の違いなどをまとめておりますので、次の記事も併せてご覧ください。
ドッグカフェの内装施工事例
ポイントを押さえてドッグカフェの内装をデザインできるように、施工事例を調査しましょう。本記事では事例5点(ドッグラン・プールとドッグスペース、ナチュラルテイスト、フォトスポット、ホテル併設)を取り上げて、各事例の特徴をご紹介します。
ドッグラン・プールも併設された店舗の内装
まず「Dyplus OSAKA KITA cafe」は、ドッグラン・プールも併設されたドッグカフェです。内装空間は白を基調に配色されており、清潔感があります。飼い主である顧客が、ドッグラン・プールで遊ぶペットを眺めながら飲食を楽しめるレイアウトです。
「Dyplus OSAKA KITA」は、ドッグラン・プール併設のドッグカフェだけではなく、ドッグサロン・ホテル・幼稚園も有するドッグシティリゾート(複合施設)です。複合施設全体も白を基調にデザインされており、統一感があります。
参照元:
Dyplus OSAKA KITA「Dyplus OSAKA KITA cafe」
ドッグスペースのレイアウトされた内装
次に「ドッグカフェ coco to noa」は、内装にドッグスペースがレイアウトされたドッグカフェです。2階のドッグスペースは、来店した顧客のペットたちが遊べる空間です。人間用のソファも配置されています。
1階にはL字のカウンター席が施工されており、ペットの飼い主である顧客が飲食を楽しめます。白がベースカラーの空間に、木目の什器や内装材が施工されているため、清潔感と温かさのある内装デザインです。
参照元:いしばしtimes「JR板橋駅近くに「ドッグカフェ coco to noa」がオープンしてる。」(1ページ)
ナチュラルテイストの内装
それから「anea cafe 中新宿店」は、ナチュラルテイストの内装がデザインされたドッグカフェです。木目の内装材(床や壁)や什器(カウンターとテーブル)が施工されており、温かみを与えています。
ダイニングフロアには、テーブル席や個室、ロフトなどがレイアウトされています。ペットの似顔絵ケーキや期間限定メニューなどが提供されており、ペットの誕生日やオフ会などに利用できるドッグカフェの内装デザインです。
フォトスポットもある店舗の内装
続いてドッグカフェ「Cafe Plume」は、フォトスポットもあるドッグカフェです。屋外にドッグランとテラス席があり、飼い主である顧客がフォトスポットでペットと写真を撮影できます。
内装空間には淡い木目の内装材や什器が配置されており、温かみを感じさせています。ボックス型のソファ席がレイアウトされているため、飼い主である顧客がゆったりと食事を楽しめます。
参照元:
Cafe Plume「テラス席でわんちゃんと過ごせるカフェ」
さかにゅー「【祝オープン】堺市中区・田園にドッグカフェ『Cafe Plume』がオープン!フォトスポットも!:」(1ページ)
ホテル併設の店舗のデザイン
そして「DOG CAFE JALDIN」は、ホテル併設のドッグカフェです。屋外ガーデンにある食事スペースは黒を基調にしたモダンテイストで、木々に囲まれているため森のような雰囲気が演出されています。2つのドッグラン(小型犬・中型犬用)もあります。
ホテルには、愛犬と泊まれる客室があります。白を基調とした清潔感のある内装空間で、床には木材が施工されています。ペットとの滞在が考慮されたホテルの内装デザインです。
参照元:PRTIMES「緑溢れる街中のホテル併設ドッグカフェ『DOG CAFE JARDIN(ジャルダン)』が茨城県にNEW OPEN!」(1ページ)
ドッグカフェの内装工事費用
事例のような内装を工事するためには、予算が必要です。そこでドッグカフェ内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、内装工事費用の節約法も確認しましょう。
相場
まずドッグカフェ内装工事費用の相場は、坪単価20万〜50万円程度です。例えば20坪の店舗物件を貸借するなら、400万〜1,000万円程度の内装工事費用がかかります。ただし店舗の立地や物件の規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数、内装材のグレードなどによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次にドッグカフェ内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪の店舗物件にかかる内装工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 各費用の目安 | 費用の試算 |
諸経費 (デザインや施工監理、 仮設、解体など) | 全体の20%程度 | 80万~200万円程度 (20坪の店舗物件) |
内装工事費 (天井や壁、床、 建具など) | 全体の50%程度 | 200万~500万円程度 |
設備・機器・什器工事費 (電気やガス、水道、照明、 空調・換気、厨房、 カウンターなど) | 全体の30%程度 | 120万~300万円程度 |
合計 | 100% (坪単価20万~50万円程度) | 400万~1,000万円程度 |
上表のようにドッグカフェ内装工事費用においては、内装工事費が大半を占めます。つまり天井や壁、床などの素材にこだわるほど、内装工事費用が増額するわけです。
節約法
そしてドッグカフェ内装工事費用の節約法には、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の見積もり(工事の費用や期間など)を比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。
居抜き物件を契約すれば、内装や設備・機器・什器などを譲渡してもらえる分だけ、新規工事費用を節約できます。ただし居抜き工事にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。例えば事業再構築補助金は、動物取扱業者が活用できる補助金制度です。ただし補助金・助成金の種類ごとに申請の条件や方法、時期などが異なりますので、次の記事も併せてご覧ください。
参照元:環境省「動物取扱業者が活用できる助成金」(3ページ)
ドッグカフェの内装デザイン・工事を計画しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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