2017.05.09  2024.01.17|新規開業ノウハウ

蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因と防止策!開業のポイント・資金も紹介

蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因と防止策!開業のポイント・資金も紹介

本記事で、蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因と防止策について解説します。開業のポイントや資金などもご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

蕎麦屋・うどん屋の開業に関する基本情報

蕎麦屋・うどん屋の開業に関する基本情報

蕎麦屋・うどん屋の開業準備を始める前に、基本情報を確認しましょう。必要な準備を整理できるからです。それでは蕎麦屋・うどん屋のメリット・デメリットや業態、トレンドをご紹介します。

メリット・デメリット

まず蕎麦屋・うどん屋を開業するメリットには、開業のしやすさや食材ロスの少なさ、回転率の高さなどがあります。蕎麦やうどんは日本人に好まれるメニューであり、限られた食材を無駄なく使用して、一度に多くの顧客に料理を提供できるからです。

一方で競合店の多さや客単価の低さ、初期投資の多さなどは、蕎麦屋・うどん屋を開業するデメリットです。安くて人気な蕎麦やうどんなどの麺類を提供する店舗は多く、厨房設備・機器の購入費用がかかります。

業態と提供方法

次に蕎麦屋・うどん屋の業態は、主に個人営業とフランチャイズ営業に分類されます。

  • 個人営業:自由な営業方針を立てられるが集客やメニュー開発が必要
  • フランチャイズ営業:チェーンのノウハウを活用できるがコストが高い

また蕎麦屋・うどん屋がメニューを提供する方法は、高級店のフルサービスや大衆店のセルフサービス・立ち食い・テイクアウト・デリバリーなどです。サービスが手厚いほど、客単価が高くなります。

トレンド

そして蕎麦屋・うどん屋のトレンドとして、チェーン店の利用増加や飲食スペースの分煙・禁煙化、HACCPの導入、コロナ禍のテイクアウト・デリバリーに対する需要の増加などが挙げられます。

HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは、食品の管理や製造に関する国際的な規格です。2018年に食品衛生法が改正され、食品事業を営む企業が取り組まなくてはならなくなりました。店舗の開業と経営においては、常に社会情勢の変化や法改正などをチェックしましょう。

参照元:

厚生労働省「そば店・うどん店のみなさまへ」

厚生労働省「HACCP(ハサップ)」

J-Net21「立ち食いそば・うどん店」

蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイント

蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイント

基本情報だけではなく、蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントも確認しましょう。本記事では、10点(コンセプトと事業計画書、開業資金、店舗物件やデザイン・工事、資格・届出・許可申、メニュー、仕入先、集客、採用・研修)を取り上げます。

コンセプトの設計

まず蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントとして、コンセプトの設計が挙げられます。コンセプトは、店舗経営の基本方針です。競合店との差別化を図るために重要で、事業計画書に活用できます。

そこで市場調査と競合分析を踏まえて、開業する蕎麦屋・うどん屋のターゲティングとポジショニングを行いましょう。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

事業計画書の作成

次に事業計画書の作成も、蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントです。事業計画書は、開業資金の調達や経営戦略の説明、経営の評価・改善などに活用されます。設計したコンセプトに基づいて、事業計画書を作成しましょう。

事業計画書には、経営者の経歴や事業の目的、セールスポイント、借入状況、売上目標などを記載します。飲食店の事業計画書を書くときのポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

開業資金の調達

また開業資金の調達も、蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントです。店舗の開業前には初期投資(開業資金)が、開業後には運転資金が求められます。つまり開業資金ゼロで飲食店を始めることは困難です。

そこで蕎麦屋・うどん屋の開業に必要な経費を計算し、不足する分を調達しましょう。飲食店の開業資金ゼロから自己資金を調達するときの注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗物件の選定

それから店舗物件の選定も、蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントです。ターゲット層を集客しやすい立地を絞り込み、希望条件(賃料や面積、階数など)に合う店舗物件を選定しましょう。

店舗物件は、造作の施工状態に応じて、大まかにスケルトン物件と居抜き物件に分類されます。スケルトン物件に店舗を開業するメリット・デメリットをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗のデザイン・工事

そして店舗のデザイン・工事も、蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントです。店舗のデザイン・工事の仕上がりは、集客と売上に影響します。注目を集める店舗の外観や快適に食事を楽しめる内装をデザイン・工事しましょう。

特に飲食店の内装デザインにおいては、動線設計や照明効果、色彩効果が重要です。飲食店の内装デザインを失敗しないコツなどをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

資格取得と届出・許可申請

さらに資格取得と届出・許可申請も、蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントです。飲食店の営業許可を取得するためには、食品衛生責任者の資格が求められます。店舗物件の規模に応じて、防火管理者の資格も必要です。

それから個人事業主の開業届や法人の設立届をはじめ、税務や労務に関する届出・許可もあります。飲食店の開業に必要な資格と届出・許可をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

メニューの開発

続いてメニューの開発も、蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントです。飲食店の主なサービスは、飲食物の提供です。集客と売上を伸ばすために、魅力的なメニューを開発しましょう。

また蕎麦屋・うどん屋経営の利益率を高めるためには、原価率を抑えたメニュー開発が重要です。原価率を踏まえた飲食店のメニュー開発についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

仕入先の選定

また仕入先の選定も、蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントです。仕入先の種類には、製造販売元のメーカーや卸売業者、オンラインショップ、業務用スーパーなどがあります。仕入先の選定は、商品やサービスの価格や品質を保つために重要です。

そこで仕入先を選定する際には、各業者の品質や品揃え、ブランド力、卸売価格などを比較しましょう。店舗経営の仕入先を選ぶ際のポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

集客活動

それから集客活動も、蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントです。飲食業界に初出店する場合には、店舗の知名度も認知度もありません。開業当初から集客を増やすためには、開業前から集客活動を展開しましょう。

そして蕎麦屋・うどん屋の売上を安定させるためには、新規顧客はもちろん、リピーターの獲得が重要です。飲食店が売上アップするための集客アイデアをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

人材の採用・研修

なお蕎麦屋・うどん屋を開業する際のポイントとして、人材の採用・研修もあります。店舗の営業を任せる場合や複数の店舗へ拡大させる場合には、従業員の採用が必要です。採用したい人物像を明確にしたうえで、採用活動を展開しましょう。

そして蕎麦屋・うどん屋の開業前には、従業員の研修も必要です。開業予定日から逆算して、採用・研修を計画しなければなりません。店舗経営における人材採用のコツや研修の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因と防止策

蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因と防止策

開業する際のポイントと併せて、蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因も確認しましょう。本記事では、4点(コンセプトと初期投資、集客方法、品質)の原因を取り上げて、防止策までご紹介します。

曖昧なコンセプト

まず蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因として、曖昧なコンセプトが挙げられます。曖昧なコンセプトで店舗を経営して、ターゲット層のニーズに応えるメニューを提供できなければ、集客と売上を伸ばすことができません。

コンセプト設計の対策として、店舗のマーケティング(市場調査から商品・サービスの企画・開発、営業、販売促進までの仕組みをつくる活動)を展開しましょう。店舗マーケティングの流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

高い初期投資額

次に高い初期投資額も、蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因です。開業前の物件取得費や設備購入費が高いにも関わらず、開業後に利益を獲得できないと、融資や借入をした資金の返済が滞るリスクが高まります。

初期投資の対策として、無理のない投資回収計画を立てましょう。利益を確保してから、店舗の拡大や追加投資が可能です。店舗経営における投資回収の期間と計算をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

不適切な集客方法

また不適切な集客方法も、蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因です。ターゲット層が目にしないメディアへ店舗の情報を発信しても、無駄な経費が増えるばかりで、集客率を伸ばすことができません。

集客の対策として、ターゲットの属性や生活行動などを分析したうえで、オンライン(SNSやMEOなど)とオフライン(交通広告やポスティングなど)の集客方法を組み合わせましょう。店舗の集客に成功した事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

メニューとサービスの品質低下

そしてメニューとサービスの品質低下も、蕎麦屋・うどん屋の開業に失敗する原因です。原価率の低さや人件費削減を優先しすぎて、メニューとサービスの品質低下を招くと、集客と売上を増やせません。

品質の対策として、付加価値のあるメニューとサービスを提供して、店舗のブランディングを展開しましょう。店舗をブランディングするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

蕎麦屋・うどん屋の開業資金

蕎麦屋・うどん屋の開業資金

蕎麦屋・うどん屋の開業失敗を防止するためには、開業資金が必要です。そこで蕎麦屋・うどん屋の開業資金について、相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、節約法もご紹介します。

相場

まず蕎麦屋・うどん屋の開業資金の相場は、坪単価30万~50万円程度です。例えば20坪で20万円のスケルトン物件を賃借して開業するなら、600万~1,000万円程度かかります。

ただし店舗の立地や規模、物件の種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数などによって、開業資金は変動します。

内訳

次に蕎麦屋・うどん屋の開業資金の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪で月20万円のスケルトン物件を賃借する際の開業資金を試算してあります。

資金の内訳資金の目安資金の試算
物件取得費
(敷金・礼金・前賃料など)
合計の10%程度
(3~5か月分程度)
60万~100万円程度
(20坪で月20万円の
スケルトン物件)
店舗デザイン・工事費
(外観・内装・設備・機器
・什器など)
合計の70%程度
(坪単価20万~40万円程度)
420万~700万円程度
諸経費
(開業前の資格・届出・
許可・集客・採用・研修など)
合計の10%程度60万~100万円程度
運転資金
(開業後の人件費・
光熱水費・賃料など)
合計の10%程度
(3~5か月分程度)
60万~100万円程度
合計100%程度
(坪単価30万~50万円程度)
600万~1,000万円程度

上表のとおり、蕎麦屋・うどん屋の開業資金においては、店舗デザイン・工事費が大半を占めます。つまり外観や内装・設備・機器・什器にこだわるほど、開業資金が増額しますので、ご注意ください。

節約法

そして蕎麦屋・うどん屋の開業資金の節約法として、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もり(複数の業者の見積もりの比較)を取ることで、適切な店舗工事の内容や期間、費用などを選びやすいです。

居抜き物件を賃借して、外観や内装、設備・機器・什器などを譲渡してもらえると、新規工事費用を削減できます。ただし居抜き物件に飲食店を開業するデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗を開業・移転・リフォームする際に補助金や助成金を申請できれば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。飲食店が申請できる補助金や助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

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監修者

IDEAL編集部

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