2024.10.04  2024.10.24|店舗デザイン

眼科クリニックの内装をデザインする際のポイント!施工事例や工事費用も紹介

眼科クリニックの内装をデザインする際のポイント!施工事例や工事費用も紹介

本記事で、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントを解説します。施工事例や工事費用もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

眼科クリニックの内装デザイン・工事に関する基本情報

眼科クリニックの内装デザイン・工事に関する基本情報

眼科クリニックの内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすいからです。それでは眼科クリニックの内装デザイン・工事が重要な理由と必要なスペース、流れ、業者の選び方をご紹介します。

重要な理由

まず眼科クリニックの内装デザイン・工事が重要な理由は、集患と売上を伸ばすためです。デザイン性の高い内装をデザインし、SNSやWebサイトで眼科クリニックの情報を発信して、新規患者を集めましょう。

デザイン性だけではなく、機能性の高い内装を工事し、従業員の業務効率や患者の満足度を高めて、売上を伸ばしましょう。眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントについては、後ほどご紹介します。

必要なスペース

次に眼科クリニックの内装に必要なスペースは、受付カウンターや待合室、キッズスペース、トイレ、診察室、検査室、手術室、更衣室などです。眼科クリニックのサービスや従業員数などに応じて、必要なスペースをレイアウトしましょう。

眼科クリニックの主なサービスは、医療的な検査や診断、治療、社会生活サポートなどです。眼科クリニック開業の基本情報をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

デザイン・工事の流れ

それから眼科クリニックの内装デザイン・工事の流れも確認しましょう。

  • 業者探しと問い合わせ
  • 相見積もりと契約
  • 業者との打ち合わせ
  • 物件探しと現場調査
  • 内装デザインの完成
  • 内装工事
  • 物件の引き渡し

以上の流れには数か月から半年以上がかかりますので、計画的に進めましょう。眼科クリニックの内装にも活用できるデザイン・工事の流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

業者の選び方

そして眼科クリニックの内装デザイン・工事を依頼する業者の選び方は、相見積もりです。複数の業者から見積もりを取って、工事の内容や費用、施工事例、接客対応などを比較しましょう。

眼科クリニックの内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や工務店、内装専門業者などがあります。眼科クリニックにも活用できる失敗しない内装工事業者の選び方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

眼科クリニックの内装をデザインする際のポイント

眼科クリニックの内装をデザインする際のポイント

基本情報だけではなく、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイント(コンセプトと動線・レイアウト、テイスト、快適性・清潔感、キッズスペース、医療設備・機器・什器、空調・換気、バリアフリー・ユニバーサルデザイン)も押さえましょう。

コンセプト設計

まずコンセプト設計が、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントとして挙げられます。経営の基本方針であるコンセプトに基づいて内装をデザイン・工事することで、眼科クリニックのサービスを提供しやすくなるからです。

内装デザイン・工事だけではなく、コンセプトは競合店との差別化や事業計画書の作成にも必要です。眼科クリニックにも活用できるコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

動線設計・レイアウト

次に動線設計・レイアウトも、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントです。動線設計は、従業員の業務効率や患者の満足度を左右するため、集客と売上に影響を与えます。

設計した動線に基づいて、眼科クリニックに必要なスペース(受付カウンターや待合室、キッズスペース、トイレ、診察室、検査室、手術室、更衣室など)をレイアウトしましょう。レイアウトするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

テイスト

それからテイストも、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントです。眼科クリニックのコンセプトに基づいて、テイスト(デザインの味わいや方向性を示す言葉)を決めて、統一感のある内装をデザインしましょう。

眼科クリニックの内装に合うテイストには、シンプルやナチュラル、モダンなどがあります。眼科クリニックにも活用できる内装デザインのテイスト事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

快適性と清潔感

また快適性と清潔感も、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントです。待ち時間や検査中、診察中に患者が快適性を感じられるように、内装材の素材や配色を選びましょう。

快適性だけではなく、クリニックの内装デザインにおいては清潔感も重要です。眼科クリニックにも活用できる感染症対策に適した内装デザインをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

キッズスペース

続いてキッズスペースも、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントです。乳幼児の患者や子連れの患者をターゲットにする場合には、キッズスペースの設置を検討しましょう。

キッズスペースには、音響・映像設備やおもちゃ、テーブル、本棚などが必要です。眼科クリニックにも活用できるキッズスペースの作り方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

医療設備・機器・什器 

さらに医療設備・機器・什器も、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントです。眼科クリニックの提供するサービスに応じて、検査や診察、手術などに必要な医療設備・機器を導入しましょう。

医療設備・機器だけではなく、受付カウンターや待合用ソファ、キッズスペース用テーブルなどの什器も必要です。眼科クリニックにも活用できる什器の分類や入手方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

空調・換気の効率

そして空調・換気の効率も、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントです。感染症の対策や二酸化炭素濃度の低減などのために、内装空間の空調・換気効率を高めましょう。

空調・換気設備には、冷暖房・気流調整や換気・空気清浄、脱臭・消臭などの機能があります。空調設備と換気設備の違いなどをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

バリアフリーやユニバーサルデザイン

なおバリアフリーやユニバーサルデザインも、眼科クリニックの内装をデザインする際のポイントです。幅広い患者層(車いす利用者や妊産婦)が通院しやすいように、バリアフリーやユニバーサルデザインを取り入れましょう。

バリアフリー・ユニバーサルデザインには、自動ドアやバリアフリートイレ、センサー式照明、ピクトグラム、スロープなどがあります。眼科クリニックにも活用できるユニバーサルデザインを取り入れるポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

眼科クリニックの内装施工事例

ポイントを押さえて眼科クリニックの内装をデザインできるように、参考となる施工事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(バリアフリーとキッズスペース、メディカルビル、明治時代開業、日帰り手術)をご紹介します。

バリアフリーの眼科クリニック

バリアフリーの眼科クリニック

まず「みちくさ眼科中村橋」は、バリアフリーの眼科クリニックです。メディカルモールの2階に立地していますが、車いす利用者や高齢者が来院しやすいようにエレベーターが設置されています。

内装空間は白をベースカラーに配色されて、清潔感があります。木目の内装材が施工されており、温かみも感じさせる内装デザインです。

参照元:

みちくさ眼科中村橋「医院紹介」

号外NET 練馬区「【練馬区】中村橋に「みちくさ眼科中村橋」がオープンします!」

キッズスペースのある眼科クリニック

キッズスペースのある眼科クリニック

次に「みずたに眼科」は、キッズスペースのある眼科クリニックです。待ち時間に子どもの患者や子連れの患者に快適に過ごしてもらえるように、待合室にキッズスペースがレイアウトされています。

内装空間は白をベースカラーに配色され、ダークブラウンの内装材が施工されているため、清潔感と落ち着いた雰囲気が演出されている内装デザインです。

参照元:

みずたに眼科「小児眼科」

みずたに眼科「クリニック紹介」

メディカルビル内の眼科クリニック

メディカルビル内の眼科クリニック

それから「東戸塚眼科クリニック」は、メディカルビル内の眼科クリニックです。最寄駅から徒歩数分の距離にあるメディカルビルの4-5階に立地しています。眼科だけではなく、婦人科・内科・耳鼻咽喉科のクリニックも入居するメディカルビルです。

内装空間は白をベースカラーに配色されており、清潔感があります。手術室用の空調・換気設備が施工されており、待合室の通路は車いす利用者でも通行できるようにデザインされています。

参照元:

東戸塚眼科クリニック「施設案内」

PR TIMES「2024年4月1日(月) JR東戸塚駅東口に『東戸塚駅前メディカルビル』オープン!!|株式会社ジェイアール東日本都市開発」

明治時代開業の眼科クリニック

明治時代開業の眼科クリニック

続いて「井上眼科病院」は、明治時代開業の眼科クリニックです。1881年に、東京大学眼科学教室の創設者によって開設されました。病棟のリニューアルや多施設展開をしながら、診療を続けています。

内装空間には、ユニバーサルデザイン(誘導サインや床面照明、ユニバーサルトイレなど)が取り入れられています。ラウンジや検査室、処置室、手術室などがレイアウトされた眼科クリニックです。

参照元:

井上眼科病院「病院の歩み」

井上眼科病院「当院の特長」

日帰り手術に対応する眼科クリニック

日帰り手術に対応する眼科クリニック

そして「横浜けいあい眼科」は、日帰り手術に対応する眼科クリニックです。白内障手術・眼瞼手術・レーザー手術などに対応しており、手術に必要な医療設備・機器が配置されています。

内装空間は白をベースカラーに配色され、木材が施工されているため、清潔感や暖かみが演出されています。車いす利用者に対応するバリアフリートイレが施工された眼科クリニックです。

参照元:

横浜けいあい眼科「医師・クリニック紹介」

タウンニュース「眼科では珍しい往診・訪問診療」

眼科クリニックの内装工事費用

眼科クリニックの内装工事費用

事例のような眼科クリニックの内装を工事するためには、予算が必要です。そこで眼科クリニック内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、工事費用の節約法もご紹介します。

相場

まず眼科クリニック内装工事費用の相場は、坪単価100万~250万円程度です。例えば20坪の物件なら、2,000万~5,000万円程度の内装工事費用がかかります。ただし物件の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数などによって、内装工事費用は変動します。

内訳

次に眼科クリニック内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。下表にまとめました。参考情報として、20坪の物件にかかる内装工事費用を試算してあります。

各費用の内訳各費用の目安各費用の試算
諸経費
(デザインや施工監理、
仮設、解体など)
20%程度400万~1,000万円程度
(20坪の物件)
内装工事費
(天井や壁、床、
建具など)
30%程度600万~1,500万円程度
設備・機器・什器工事費
(電気やガス、水道、
照明、空調・換気、
施術台、
受付カウンターなど)
50%程度1,000万~2,500万円程度
合計100%

(坪単価20万~50万円程度)
2,000万~5,000万円程度

上表のとおり、眼科クリニックの内装工事費用においては、設備・機器・什器工事費の占める割合が大きいです。設備・機器・什器のグレードにこだわったり、台数を増やしたりするほど、工事費用が増加します。

節約法

そして眼科クリニック内装工事費用の節約法には、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の見積もり(工事の内容や費用、期間など)を比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。

居抜き物件を契約して、内装や設備・機器・什器などを譲渡してもらえれば、工事費用を節約できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。

補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。ただし補助金・助成金ごとに、申請条件が異なります。眼科クリニックにも活用できる補助金・助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

眼科クリニックの内装デザイン・工事を計画しよう!

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監修者

IDEAL編集部

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