2021.04.20  2021.04.09|店舗デザイン

こども連れの家族にも安心して落ち着いた食事ができる空間づくり

こども連れの家族にも安心して落ち着いた食事ができる空間づくり

「食事を心から楽しめて、かつこどもが一緒でも安心できる、親子にやさしい飲食店をつくりたい。どんな空間にしたらいい?」というお客様への記事です。

当記事では、こども連れでも、安心して食事ができるような空間作りのヒントをお伝えしていきます。

先に少しだけ結論をお伝えすると、意識するべきは2点だけ。

それが以下のとおりです↓
・こどもに合ったテーブルとイスを用意する
・授乳室とこどもに合ったトイレを用意する

「たったこれだけ?」と、意外に感じられるかもしれませんね。

こども連れにやさしい飲食店の”空間作り”という視点では、最低限上の2つを押さえればOK。

こどもと親にとって「あ〜良かった」と安心できるポイントは意外にも少ないのです。

当記事では「こどもに安心、親も安心」な空間にするためのヒントをお伝えしていきますね。

小さなこども連れでも安心できる設備とは

小さなこども連れでも安心できる設備とは

答えはこどもの目線に立って考えられた設備であるかどうか、です。

『小さなこども連れにやさしい、安心できる』という考えから、ママやパパの目線でものごとを決めてしまいがち。

例えば
・ベビーカーごと入店できるか
・こどもが遊べるスペースがあるか
・こどもが騒いでも後ろめたい気持ちにならないか
など。

ママ、パパの目線に立って考えること自体は間違っていません。

が、重要なのは『こどもの目線』に合わせられた作りができているか、がポイント。

『こども自身が安心できるか』が、本当の意味での”こどもにもやさしい空間”だと言えるのです。

小さなこども連れでも喜ばれる、安心して食事ができる空間とは

小さなこども連れでも喜ばれる、安心して食事ができる空間とは

こどもの目線に立って作られた空間であるかどうか、です。

結論、最低限、以下の2点を押さえましょう↓
・こどもにあったテーブルとイスを用意する
・こどもにあわせたトイレと授乳室を用意する

それぞれ分かりやすくお伝えしますね。

こども連れが安心できる空間①こどもにあったテーブルとイスを用意しよう

1つ目のポイントは、こどもにあったテーブルとイスを用意すること。

もう少し詳しくお伝えすると↓

[どんなテーブルを用意したらいい?]
・子どもが手を伸ばしても料理や飲み物に届かないほどの大きさにする
・大人2人+子ども2人に対して、6人掛けのテーブルを勧める
・こどものサイズに合わせた背丈の低いテーブルとイス
・カラフルで見た目が可愛らしいテーブルとイス

[どんなイスを用意したらいい?]
・ベルト付きのベビーチェア
・ねんね期の赤ちゃん用にバウンサー
・テーブルに固定できるタイプのキッズチェア
・こどもの背丈に合わせて調整できるキッズチェア

以上のようなテーブルやイスを用意するのがどうしても難しければ、座敷タイプの個室などを用意するのも一つの手です。

座敷であれば、赤ちゃんがいる場合、ゴロンと寝かせたりハイハイさせることもできます。

こども連れが安心できる空間②トイレや授乳室などの設備を快適に!

2つ目のポイントはこどものためのトイレ、授乳室を設置すること。

例えば、
・こどもの背丈にあったトイレ→こどもが喜びそうな装飾が施されているか
・おむつ交換スペース→こどものおむつ替えがしやすいようスペースが確保されているか
・授乳室→個室タイプが望ましい。
     個室化が難しければカーテンで仕切りをする
     できれば間接照明などでやわらかく、落ち着いた雰囲気であるとなお良い

すでに設置してある場合は、快適に過ごせるかどうかを見極めましょう。

”食事×安心×こども”をテーマに他店舗よりも選ばれやすい空間へ

”食事×安心×こども”をテーマに他店舗よりも選ばれやすい空間へ

他店よりも『こども、ママ、パパにやさしい飲食店』として選ばれるには”分かりやすく、伝わりやすく”アピールすることが必須です。

WEBサイトやチラシ、看板など、お客様のお店をアピールする場に「うちのお店でしたらこども連れでも安心ですよ」と分かりやすく明記していきましょう。

例えば、
・授乳室あり
・ベビーカー入店OK
・ファミリー向け個室あり
・おむつ交換スペースあり

といった設備に関する情報と、

・こども用の食器あり
・離乳食、キッズメニューあり

といった、料理に関する情報。

それから

・年齢制限がある場合には「2歳以上」
・制限がない場合には「乳幼児OK」「0歳OK」

など、ハッキリと明記しましょう。

WEB上やチラシなど告知の時点でも、顧客の不安が減るような配慮をしていけると良いですね。

こども連れに選ばれやすい店舗の共通点

こども連れに選ばれやすい店舗の共通点

こども連れに選ばれやすいお店の共通点は『安心感』です。

『安心感』は以下のようなときに生まれます↓
・他にもこども連れがいる
・こどもにとって過ごしやすい環境である
・こどもが騒いでもイヤな空気にならない
・スタッフがこどもにやさしく接してくれる
・こどもが食べやすい、あるいは食べさせやすいメニューが豊富

これらの要素が感じられるとき、こどもとそのご両親は心から”安心”できます。

そして”こども連れにやさしい空間作り”は、上でお伝えした要素だけでは成り立たないものだと理解してください。

こどもを連れて飲食店に訪れるパパやママは”気軽に”来店されているわけではありません。

「こどもが騒がないかな」
「ごはん食べてくれるかな」
「お店に迷惑がかからないかな」

と、心配と不安を抱えて来店します。

そんな不安が少しでも減らせるよう、お店全体で暖かくお迎えできるような空間を目指していくと良いですね。

まとめ:こども連れでも安心できる食事の場を作るには”こども目線”がポイント

まとめ:こども連れでも安心できる食事の場を作るには”こども目線”がポイント

こども連れにやさしい飲食店を作りたいお客様へ、空間作りのヒントと考え方についてお伝えしていきました。

こども連れでも安心できる空間は、
・こどもに合ったテーブルとイスを用意する
・授乳室とこどもに合ったトイレを用意する

この2点をまずは押さえておけばOKです。

その上で、こどもが喜びそうな内装にしたり、こどもが退屈しないような装飾を取り入れていきましょう。

大切なのは、お店全体で「こども連れでも安心して食事をお楽しみいただけますよ」と、アピールすることです。

こどもを連れて来店されるパパとママは決して気軽に来店されているわけではありません。

不安を抱えているご両親に、少しでも寄り添えるお店は、それだけでとっても救いになります。

ぜひ、こどもにもパパとママにもやさしいお店作りを目指していってください。

「こども連れでも安心できるお店の空間作りについては理解できました。ですがうまくデザインできるか不安です」

であればIDEALが力になります。

IDEALでは、これまで多くの飲食店の開業に携わってきました。

また、保育園や託児所の開業、リフォームにも携わってきています。

ですから、お客様が理想とする『こども連れにやさしいお店』の実現に向けて、お力になれるかもしれません。

ぜひ、一度ご相談されてはいかがでしょう。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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