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2024.02.23 2024.01.21|店舗デザイン
バーの外観デザイン・工事に関する基本情報!ポイント・施工事例・工事費用
本記事で、バーの外観デザイン・工事に関する基本情報を解説します。デザインのポイント・施工事例・工事費用もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
バーの外観デザイン・工事に関する基本情報
バーの外観デザイン・工事を計画する前には、基本情報を押さえましょう。基本情報を押さえることで、スムーズに進められるからです。それではバーにおける外観デザインの役割や要素、ファサードとの違い、工事を依頼する業者の選び方をご紹介します。
役割
まずバーにおける外観デザインの役割をご確認ください。
- 店舗の業種・業態を知らせる
- 顧客の入店を促す
- 競合と差別化を図る
以上の役割を果たせる外観をデザインすることで、バーの集客と売上を向上させましょう。店舗デザインにおける外装の役割について詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
要素
次にバーの外観デザインの要素には、屋根や外壁、看板、エントランス、照明、装飾などがあります。ただし店舗物件を賃借する場合には、契約条件によって屋根と外壁のデザイン・工事が制限されます。
外観デザインの各要素について、役割を把握したうえで、デザイン・工事を計画しましょう。店舗外観を構成する要素について詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
ファサード・エントランスとの違い
またバーの外観とファサード・エントランスとの違いは、位置や面積です。店舗のファサードは店舗正面の外観を示し、「店舗の顔」として顧客が店舗に抱く第一印象を左右します。エントランスは建築物の出入り口(通路やホール)を示し、ファサードの一部分です。
一方で、店舗の外観には正面やエントランスだけではなく、店舗の横面や背面も含まれます。ただし空中店舗や地下店舗などにおいては、自店舗の物件に屋根や外壁などが施工されない場合もあります。
依頼できる業者と選び方
そしてバーの外観デザイン・工事を依頼できる業者は、大まかに3種類(設計事務所と内装専門業者、工務店)に分かれます。業者の種類ごとに、デザイン性やコストなどのメリット・デメリットが異なります。
そしてバーの外観デザイン・工事を依頼する業者の選び方として、各業者の施工実績や得意な業種・業態、見積もりなどを比較しましょう。バーの外観デザイン・工事にも活用できる業者の選び方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
バーの外観をデザインする際のポイント
基本情報だけではなく、バーの外観をデザインする際のポイントもご紹介します。本記事では、8点(コンセプト・外装材・看板・配色・内装デザインとの統一感・ドア・照明・メンテナンス性)を取り上げます。
コンセプトの設計
まずバーの外観をデザインする際のポイントとして、コンセプトの設計が挙げられます。コンセプトは店舗経営の基本方針となり、競合店との差別化を図るために重要です。バー経営の集客と売上を伸ばせるように、独自性のあるコンセプトを設計しましょう。
例えば「大人の隠れ家」をコンセプトとするバーの外観には、明るすぎる配色を避けつつも、視認性の高い看板を設置します。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
外装材の機能性とデザイン性
次に外装材の機能性も、バーの外観をデザインする際のポイントです。外装材の種類(瓦やスレート、サイディング、タイル、木材など)ごとに、機能性とデザイン性が異なります。店舗のコンセプトや業種・業態に応じて、適した外装材を選びましょう。
例えば和風テイストのバーの屋根には和瓦が合いますが、アメリカンテイストの屋根にはアスファルトシングルやスレートなどを選びます。外装材の種類と価格などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
視認性の高い看板
また視認性の高い看板も、バーの外観をデザインする際のポイントです。店舗の看板には、以下の役割があります。
- 営業中だとアピールする
- メニューやキャンペーンを告知する
- 出入り口へ誘導する
そこで視認性を高めるために、看板の配色やサイズ、フォントなどを検討しましょう。幅広い店舗の業種・業態に活用できる看板の種類と工事費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
周辺環境と調和した配色
それから周辺環境と調和した配色も、バーの外観をデザインする際のポイントです。バーの外観に周辺環境と調和した配色を取り入れることで、顧客に違和感を感じさせません。ただし自店舗に対する注目を集めるためには、周辺環境に埋もれないように注意しましょう。
なお店舗デザインにおける配色には、顧客の心理や行動に影響を与える効果(色彩効果)が期待されます。店舗を配色するポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
内装デザインとの統一感
そして内装デザインとの統一感も、バーの外観をデザインする際のポイントです。内装デザインとの統一感を出すことで、顧客に違和感を感じさせずに、店内で快適に過ごしてもらいやすくなります。
そこでバーのコンセプトに基づいて、外観と内装にコンセプトカラーやロゴマーク、同じ素材などを取り入れましょう。バー内装デザインのコツをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
入店しやすいドア
続いて入店しやすいドアも、バーの外観をデザインする際のポイントです。店舗のドアには、次の役割があります。
- 店舗の第一印象を与える
- 店舗のコンセプトを表現できる
- セキュリティやプライバシーを保護する
- 空調や採光を調整する
ドアの位置やサイズ、配色などに注意しながら、入店しやすいドアをデザインすることで、バーの集客と売上を伸ばしましょう。店舗ドアの種類と工事費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
照明の当て方
さらに照明の当て方も、バーの外観をデザインする際のポイントです。店舗の照明には、次の役割があります。
- 内外装の雰囲気を演出する
- 商品やサービスの魅力を引き立てる
- 集客や売上の向上につながる
そこで照明の種類や照射範囲、色味などに注意して、バーの外観に対する照明の当て方を工夫しましょう。店舗に施工できる照明の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
メンテナンス性
なおメンテナンス性も、バーの外観をデザインする際のポイントに含まれます。バーの外観工事を終えてからは、次のようなメンテナンスが必要です。
- 劣化・破損した外壁や屋根の塗装・補修
- エントランスの清掃
- 看板や照明器具などの電球交換
なお店舗の外観だけではなく、内装や設備・機器・什器にも定期的なメンテナンスが求められます。店舗メンテナンスの重点箇所と方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
バーの外観施工事例
以上のポイントを踏まえて、バーの外観施工事例を調査しましょう。本記事では事例5点を取り上げて、各外観デザインの特徴(内装デザインとの調和や視認性、開放感、スタイリッシュさ、ナチュラルテイスト)をご紹介します。
内装デザインと調和した外観
まず「RIZE-8」様は、勝どき駅直結のカウンターバーです。内装のアクセントカラー(青色)が配置された看板が、外観に施工されており、内装デザインと調和しています。高層ビルの1階に位置する店舗です。
内装空間は黒を基調にデザインされており、アクセントのブルーライトに照らされています。カウンターに提供されたお酒が引き立つように、天板にもブルーライトが施工されたデザインです。
視認性の高い外観
次に「RACH HAMBURG FACTORY」は、自家製ハンバーグを提供するカフェバーです。2階に位置する空中店舗のため、視認性の高い外観がデザイン。2方向へ向けて、店舗名を伝える看板2枚が施工されています。
内装空間には大型スクリーンが設置されており、スポーツ観戦を楽しめます。多様な座席(テーブル席やソファ席、カウンター席)がレイアウトされており、貸切パーティーに対応している店舗です。
開放感を与える外観
また「赤坂 イタリアンバル 808」は、イタリアンバルです。ファサードにフォールディングタイプの窓とドアが施工されており、自然の光や風が取り入れられています。店舗内に開放感を与える外観デザインです。
内装空間には、オープンキッチンがレイアウトされており、1人用のカウンター席やグループ用のソファ席などがあります。カジュアルな食事会から特別な日のディナーまで対応できる店舗です。
スタイリッシュな外観
それから「Cocktail Gastronomy KYU YASUI TOKYO」は、西麻布にあるカウンターバーです。風合いを感じさせる石材の外壁や木製のドアが施工されており、スタイリッシュな外観がデザインです。
内装空間には、10席ほどの木製カウンターが施工されており、バックバーにはお酒のボトルが飾られています。ほのかなダウンライトに照らされながら、落ち着いてお酒を楽しむことができる店舗です。
参照元:食べログ「カクテル ガストロノミー キュウ ヤスイ トーキョー」
ナチュラルテイストの外観
そして「fururi」は、祐天寺駅から徒歩数分のカフェバーです。植物の植えられた店外スペースには、テラス席がレイアウトされています。ナチュラルテイストの外観デザインです。
店内もナチュラルテイストでデザインされており、内装や什器に木材が使用されています。カクテルなどのバーメニューだけではなく、カフェメニューも提供されているため、店内の照明は明るいです。
参照元:食べログ「fururi」
バーの外観工事費用
バーの外観デザインを実現させるためには、工事費用が必要です。そこでバーの外観デザイン工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、節約法も確認しましょう。
相場
まずバーの外観工事費用の相場は、坪単価5万~20万円程度です。10坪のスケルトン物件なら、50万~200万円程度かかります。ただし店舗の立地や業種・業態、施工する外装材の種類(屋根・外壁・看板・照明・装飾など)と数量などによって、外観工事費用は変動します。
内訳
次にバーの外観工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、10坪のスケルトン物件にかかる外観工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
デザイン・施工監理費 | 合計の10%程度 | 10万円程度 (10坪のスケルトン物件) |
屋根工事 | 合計の30%程度 ㎥単価数千~数万円程度 | 30㎡30万円程度 |
外壁工事 | 合計の30%程度 ㎡単価数万円程度 | 30㎡30万円程度 |
看板工事 | 合計の10%程度 1枚5万-50万円程度 | 2枚10万円程度 |
照明工事 | 合計の10%程度 1個1万-5万円程度 | 5個10万円程度 |
装飾工事 | 合計の10%程度 フェンスm単価数万円程度 | 10m10万円程度 |
合計 | 100% 坪単価5万~20万円程度 | 100万円程度 |
上表のとおり、バーの外観工事費用において、屋根と外壁の工事費用の割合が高いです。つまり屋根や外壁の工事が必要な店舗物件を選ぶと、外観工事費用が高くなります。
節約法
そしてバーの外観工事費用の節約法には、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の見積もり(デザイン・工事の内容や期間、費用など)を比較することで、希望条件に合う見積もりに修正しやすいです。
居抜き物件を選んで、前借主や所有者の施工した外装材を譲渡してもらえると、新規の工事費用を節約できます。ただし居抜き物件でバーを開業するデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金には基本的に返済義務がありませんが、申請できる条件や方法が定められています。飲食店が申請できる補助金や助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
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監修者
-
IDEAL編集部
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