本記事で、店舗物件の基礎工事の…
2025.01.28 2025.01.30|店舗デザイン
ジムの外観施工事例!デザインポイントや工事費用も紹介

本記事で、ジムの外観施工事例をご紹介します。またジムの外観デザインポイントや工事費用も解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
ジムの外観デザイン・工事の基本情報

ジムの外観デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすくなるからです。それではジムにおける外観の役割や要素、ファサードとの違い、業者の選び方をご紹介します。
役割
まずジムにおける外観の役割を確認しましょう。
- 店舗の業種・業態を知らせる(看板や装飾など)
- 顧客の入店を促す(エントランスや照明など)
- 競合と差別化を図る(屋根や装飾など)
ジムの集客数を伸ばせるように、デザイン性・機能性の高い外観のデザイン・工事を計画しましょう。店舗デザインにおける外装の役割を詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
要素
次にジム外観の要素は、屋根・外壁・看板・照明・エントランス・装飾などです。
- 屋根と外壁 :雰囲気の演出・内装空間の保護
- 看板 :店舗情報の発信
- 照明 :外観の強調・夜間の安全確保
- エントランス:出入口の確保
- 装飾 :おしゃれさや季節感などの演出
以上の各要素の機能や役割を詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。ジムの外観デザインポイントについては、後ほどご紹介します。
ファサードとの違い
それからジムの外観とファサードとの違いは、範囲と役割です。店舗の外観は屋根や外壁、看板、照明、エントランス、装飾などの要素で構成され、店舗物件の四方(正面と背面、横二面)が含まれます。
一方でファサードは店舗物件正面の外観を示し、特に顧客からの注目が集まります。したがって集客数を向上させるためには、ファサードのデザイン性や機能性が重要です。ファサードの語源や役割をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
そしてジム外観デザイン・工事を依頼する業者の選び方は、相見積もりです。複数の業者から見積もりを取り、各業者の提案内容(デザイン・工事の内容や費用、期間)や施工実績、接客対応などを比較して、自店舗に適した業者を選びましょう。
ジムの外観デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や工務店、店舗専門のデザイン・工事業者などがあります。店舗の外観デザイン・工事にも活用できる業者に依頼した失敗例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ジムの外観デザインポイント

基本情報だけではなく、ジムの外観デザインポイント(コンセプトの設計と店舗物件の立地、外装材の機能性・メンテナンス性、視認性の高い看板、ガラス張りの壁や窓、入店しやすいドア、内装デザインとの統一感、照明・配色の効果)も確認しましょう。
コンセプトの設計
まずコンセプトの設計も、ジムの外観デザインポイントとして挙げられます。店舗経営の基本方針であるコンセプトに基づいて外観をデザインすることで、ターゲットとする顧客層を獲得しやすくなるからです。
外観デザインだけではなく、コンセプトは事業計画書の作成や競合店との差別化、内装デザインにも必要です。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
店舗物件の立地
次に店舗物件の立地も、ジムの外観デザインポイントです。店舗物件の立地条件(地域性や交通の利便性、通行量、視認性、競合店数など)に合わせて、適した外観をデザインしましょう。
例えば同じテナントビルであっても、空中店舗と路面店舗では店外からの見え方が異なります。店舗を開業できる立地の種類(商業施設やテナントビル、路面、空中、ロードサイド、地下)について詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。
外装材の機能性・メンテナンス
それから外装材の機能性・メンテナンス性も、ジムの外観デザインポイントです。外装材の種類によって機能性(耐熱性・耐震性・防音性など)が異なりますので、店舗物件の周辺環境や気候に適した外装材を選びましょう。
店舗外観に施工した外装材が経年劣化・破損した際には、メンテナンスが必要です。メンテナンスがしやすい外装材を選ぶと、掃除や交換がしやすくなります。外装以外にも店舗メンテナンスの重点箇所と方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
視認性の高い看板
続いて視認性の高い看板も、ジムの外観デザインポイントです。店舗外観の看板には、営業中のアピールやメニュー・キャンペーンの告知、出入り口への誘導などの役割があります。集客につながる看板をデザインしましょう。
おしゃれで視認性の高い看板をデザインするために、施行場所やサイズ、フォント、色、装飾などを検討しなければなりません。ジムの外観にも活用できる看板デザイン事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ガラス張りの壁や窓
またガラス張りの壁や窓も、ジムの外観デザインポイントです。透過性の高いガラス張りの壁や窓で、店内で会員がトレーニングしている様子を見せることで、集客効果を期待できます。
ただしトレーニングに励んでいる会員のプライバシーに配慮して、ガラスを施工する位置や角度には注意しなければなりません。店舗にガラスや窓をデザインするコツをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
入店しやすいドア
さらに入店しやすいドアも、ジムの外観デザインポイントです。エントランスのドアには顧客が店舗に抱く第一印象を左右したり、店舗内のセキュリティやプライバシーを保護したりする役割があります。
そこでドアの種類(引き戸や両開き戸、自動ドアなど)やサイズ、機能性などを検討して、顧客が入店しやすいドアをデザインしましょう。事務の外観にも活用できるドアの種類と工事費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
内装デザインとの統一感
そして内装デザインとの統一感も、ジムの外観デザインポイントです。ジムのコンセプトに基づいて外観と内装を施工して店舗デザインの統一感を保つことで、顧客の快適性や満足度の向上につながります。
例えば「健康的な生活をサポートするトレーニングの提供」をコンセプトにするジムなら、清潔感や明るい雰囲気の外観・内装をデザインします。ジムの内装工事をする際のポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
照明・配色の効果
なお照明・配色の効果も、ジムの外観デザインポイントです。店舗外観の配色には、顧客の心理や行動に影響を与える効果(色彩効果)を期待できます。ジムのブランドカラーを取り入れて、外観に配置する色を検討しましょう。
ジムの外観に施工できる照明器具には、スポットライトやウォールライト、スタンドライト、バーライトなどがあります。店舗に施工できる照明の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ジムの外観施工事例
ポイントを押さえてジムの外観をデザインできるように、参考となる施行事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(ガラス張りとアメリカンテイスト、装飾、イエロー、ブランドロゴ)をご紹介します。
ガラス張りのエントランス

まず「パーソナルジム 1X1 用賀店」の外観には、ガラス張りのエントランスが施工されています。店外から店内の様子(手前の受付カウンターや奥のトレーニングフロア)が確認できるデザインです。
店舗の視認性が高まるように、ガラス張りのドアと窓には店舗のロゴが印字されています。内装デザインとの統一感を保てるように、白を基調にしたジムの外観施工事例です。トレーニングフロアのメインカラーには、集中力を高めるブルーが配置されています。
アメリカンテイストの外観

次に「StretchLab」の外観は、アメリカンテイストでデザインされています。店名を表現したネオンサインと窓枠飾りが施工されており、アメリカで起業されたトレーニングスタジオに合わせた外観デザインです。
受付カウンターや販売スぺ―スの様子が見えるように、エントランスはガラス張りです。内装空間のメインカラーにはネイビーが配置され、カリフォルニア出身アーティストの作品が飾られており、アメリカの西海岸をイメージさせるようにデザインされています。
看板と横断幕で装飾された外観

続いて「べるフィット」の外観は、看板と横断幕で装飾されています。ライトパープルの外壁を装飾する看板・横断幕で、店舗情報(店名やサービス、WebサイトのQRコードなど)を発信している外観デザインです。
ライトグレーをベースカラーに配置された内装空間には、スケルトン天井や大きな窓、木目の床材が施工されています。開放感や温かさ、清潔感を感じさせるジムの内装デザインです。
イエローがアクセントカラーの外観

それから「Polfit」の外観には、アクセントカラーのイエローが配置されています。明るさや元気さを感じさせるジムの外観デザインです。ガラス張りの外壁を通して、店外から店内の様子(トレーニングフロア)を確認できます。
グレーをベースカラーに配置された内装空間にも、アクセントカラーのイエローが配置されており、外観・内装デザインの統一感が保たれています。スケルトン天井やガラス窓で、開放感で明るい雰囲気の内装デザインです。
ブランドロゴを取り入れた外観

そして「チキンジム川崎ドンキ店」の外観には、ブランドロゴが取り入れられています。商業ビル2階の空中店舗ですが、ファサード上部と外壁の看板にブランドロゴが入っているため、視認性が保たれた外観デザインです。
グレーを基調にした内装空間には窓ガラスが施工されておらず、トレーニングに励む会員のプライバシーに配慮されています。窓ガラスの代わりに、大型の鏡が壁に施工されているため、閉塞感を与えない内装デザインです。
ジムの外観工事費用

事例のようなジムの外観を工事するためには、予算が必要です。そこでジム外観工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、工事費用の節約法も確認しましょう。
相場
まずジム外観工事費用の相場は、坪単価5万~20万円程度です。例えば30坪の店舗物件の外観には、150万~600万円程度の工事費用がかかります。ただし店舗物件の立地や階数、外装材の種類(屋根・外壁・看板・照明・装飾など)、数量などによって、外観工事費用は変動します。
内訳
次にジム外観工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、30坪の店舗物件にかかる外観工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
諸経費 (デザイン・ 施工監理費など) | 10%程度 | 40万円程度 (30坪の店舗物件) |
屋根工事 | 30%程度 (㎥単価数千~数万円程度) | 100㎡で120万円程度 |
外壁工事 | 30%程度 (㎡単価数万円程度) | 100㎡で120万円程度 |
看板工事 | 10%程度 (1枚5万-50万円程度) | 4枚で40万円程度 |
照明工事 | 10%程度 (1個1万-5万円程度) | 20個で40万円程度 |
装飾工事 | 10%程度 (フェンスのm単価数万円程度) | 40mで40万円程度 |
合計 | 100% (坪単価5万~20万円程度) | 400万円程度 |
上表のとおり、ジム外観工事費用においては、屋根・外壁工事費用が高いです。ただし店舗物件の立地や階数によって屋根や外壁の工事が不要になると、工事費用を削減できます。
節約法
そしてジム外観工事費用の節約法は、居抜き物件や補助金・助成金などです。居抜き物件を選んで、前借主や所有者の施工した外装材を譲渡してもらえると、新規工事費用を節約できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金には基本的に返済義務がありませんが、申請条件が定められています。ジムの開業・経営にも活用できる補助金・助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ジムの外観デザイン・工事を計画しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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