本記事で、焼肉フランチャイズの…
2017.10.19 2024.12.20|新規開業ノウハウ
飲食店の独立開業資金はいくら?経営者の年収・開業のポイント・事例も紹介

本記事で、飲食店の独立開業資金を解説します。また飲食店を独立開業した経営者の年収や開業のポイント・事例もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
飲食店独立開業の基本情報

飲食店の独立開業を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすくなるからです。それでは飲食店の独立開業に向いている人とメリット・デメリット、方法、経営者の年収をご紹介します。
向いている人
まず飲食店の独立開業に向いている人は、好奇心・行動力・決断力・忍耐力・柔軟性などがある人です。飲食サービスに対する好奇心を抱き、独立開業に向けて行動する必要があります。
そして飲食店の経営方針を決断しながら、課題解決に向けて忍耐強く取り組んだり、柔軟に対応したりしなくてはなりません。飲食店独立開業にポイントについては、後ほどご紹介します。
メリット・デメリット
次に飲食店独立開業のメリットは、経営方針の自由度やサービスの独自性などです。雇われ店長やフランチャイズ加盟店の経営者とは異なり、自由な方針で経営しながら、独自性のあるサービスを追求できます。
しかしノウハウやブランド力の不足などは、飲食店独立開業のデメリットです。フランチャイズとは異なり、経営に対するサポートが得られません。フランチャイズのメリット・デメリットをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
方法(完全独立・間借り・独立支援・のれん分け・フランチャイズ)
続いて飲食店独立開業の方法は、完全独立・間借り・独立支援・のれん分け・フランチャイズなどです。
- 完全独立 :他からのサポートを受けないで開業
- 間借り :他店舗の営業時間外に場所を借りて開業
- 独立支援 :他からのサポートを受けて開業
- のれん分け :従業員が屋号やノウハウを共有してもらって開業
- フランチャイズ:社外の経営者が屋号やノウハウを共有してもらい開業
間借りして飲食店を営業するメリット・デメリットをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
経営者の年収
そして飲食店を独立開業した経営者の年収は、Web上に掲載されていませんでした(2024年12月時点)。以下の調査結果によると飲食店経営者全体の年収は、300万から2,000万円程度と推測されます。
参照元:PR TIMES「飲食店経営の実態に関するアンケート調査を実施。経営における課題や業績、経営者の年収は?」
例えば月間売上150万円(利益率30%)の飲食店を1店舗経営できれば、経営者の年収は540万円です。
- 月間売上150万円×12か月×利益率30%×1店舗=540万円
飲食店独立開業のポイント

基本情報を確認したうえで、飲食店独立開業のポイント(コンセプト・事業計画書と開業資金・売上管理、店舗物件、メニュー・サービス・仕入先、設備・機器・什器、資格・免許・届出・許可、採用・研修、マーケティング戦略・集客活動)も押さえましょう。
コンセプト設計・事業計画書作成
まずコンセプト設計・事業計画書作成が、飲食店独立開業のポイントとして挙げられます。コンセプトは店舗経営の基本方針であり、競合店との差別化や事業計画書の作成に必要です。独自性のある飲食店のコンセプトを設計しましょう。
設計したコンセプトに基づいて、事業計画書を作成します。事業計画書は、開業資金の調達や経営の評価・改善などに必要です。飲食店における事業計画書の書き方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
開業資金の調達・売上の管理
次に開業資金の調達と売上の管理も、飲食店独立開業のポイントです。開業前の初期投資(物件取得費や設備・機器・什器購入費など)と開業後の運転資金(光熱水費や人件費など)を計算したうえで、調達方法(融資や補助金・助成金など)を検討しましょう。
調達した資金を無駄に支出しないで利益率を高めるためには、売上の管理が重要です。賃料や座席数、FL比率に基づいて、売上目標を計算できます。飲食店の売上を管理する方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
店舗物件の選定・デザイン・工事
それから店舗物件の選定とデザイン・工事も、飲食店独立開業のポイントです。店舗物件はコンセプトを実現させるための手段であり、立地は集客に影響します。希望条件(賃料や間取り、規模など)を整理したうえで、自店舗に適した物件を選定しましょう。
店舗物件を購入・契約できたら、外観・内装のデザイン・工事を計画します。自店舗のサービスやターゲット層に合う店舗デザインを検討しなければなりません。飲食店の外観・内装デザインについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
メニュー・サービスの開発・仕入先の選定
続いてメニュー・サービスの開発と仕入先の選定も、飲食店独立開業のポイントです。競合店との差別化を図り集客・売上を伸ばすために、独自性のあるメニュー・サービスを開発しなければなりません。ただし利益率を高めるためには、原価率の削減も重要です。
メニュー・サービスの価格や品質を保つためには、仕入先(製造販売元・卸売業者・オンラインショップ・業務用スーパーなど)の選定が重要です。飲食店の独立開業にも活用できる仕入先を選ぶ際のポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
設備・機器・什器の手配
また設備・機器・什器の手配も、飲食店独立開業のポイントです。一般的な飲食店には、電気・ガス・水道・空調・換気設備や厨房機器、テーブル・チェア・収納棚・カウンターなどの什器が配置されます。
飲食店の種類(重飲食店・軽飲食店)やサービス(店内飲食・テイクアウト・デリバリーなど)によって、必要な設備・機器・什器は異なります。重飲食店と軽飲食店の違いをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
資格・免許取得と届出・許可の申請
さらに資格・免許取得と届出・許可の申請も、飲食店独立開業のポイントです。手続きを進める際には、必ず最新情報を確認しましょう。
- 調理やお酒、コーヒーなどに関する資格や免許
- 税務や財務、労務に関する資格や免許
- 税務書類の提出(個人事業主の開業届出または法人の設立届など)
- 防火管理者選任届(該当する店舗物件の場合)
- 防火対象設備使用開始届や火を使用する設備等の設置届
- 飲食店営業許可の申請
- 深夜における酒類提供飲食店営業開始届出(該当するサービスを提供する場合)
- 風俗営業許可の申請(該当するサービスを提供する場合)
- 社会保険・労働保険の加入(従業員を雇用する場合)
採用・研修
そして採用・研修も、飲食店独立開業のポイントです。長時間営業する場合や多店舗展開する場合などには、店舗営業を任せる従業員を採用します。採用条件(職種や人数、人物像など)を整理したうえで、採用活動を開始しましょう。
従業員の採用日から自店舗の開業予定日の間には、調理や接客などに関する研修を計画します。飲食店の独立開業にも活用できる人材採用のコツや研修の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
マーケティング戦略・集客活動
なおマーケティング戦略・集客活動も、飲食店独立開業のポイントです。市場調査からメニュー・サービスの企画・開発、営業、販売促進までの一連の仕組みを整えるために、マーケティング戦略を立案しましょう。
マーケティング戦略に基づいて、開業前から集客活動を計画します。独立開業する場合には、自店舗の知名度も認知度も低いからです。飲食店における集客活動の方法・アイデア・ツールをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
飲食店の独立開業事例
ポイントを押さえて飲食店を独立開業できるように、参考となる事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(ビストロメニューと従業員のサポート、古民家のリノベーション、開業支援、地元の高校生をターゲット)をご紹介します。
ビストロメニューを提供する食堂
まず「アヒル食堂」は、ビストロメニューを提供する食堂です。老舗ビストロで修業したシェフが独立開業した飲食店で、前菜盛り合わせやグラタン、仔牛のローストなどのビストロメニューが提供されています。
店舗側がコスト管理のしやすいコース料理ではなく、顧客側が気軽に通いやすいようにアラカルトメニューが提供されています。打ちっぱなしコンクリートで仕上げられた内装空間に木目の什器が配置されており、スタイリッシュで温かみのあるデザインです。
参照元:RKBオンライン「人気店『ミツ』出身の料理人が独立開業!今夏、高宮に現れた期待のビストロ」
従業員を丁寧にサポートする居酒屋

次に「経堂プッチョン」は、従業員を丁寧にサポートする居酒屋です。フレンチレストランで修業したシェフが独立開業した飲食店で、開店前にBGMを流して従業員の出勤を出迎えたり、心を込めた賄いを提供したりしています。
韓国料理(サムギョプサルやチヂミ、ヤンニョムチキン、ナムルなど)を中心に提供されており、ランチコースや飲み放題付きディナーコースなどもあります。駅前の商業ビル2階に入居しており、アクセスしやすい立地です。
参照元:
マイナビニュース「ワルだった10代、人間関係に悩みながら“飲食店のあるべき姿”の境地に至った韓国居酒屋オーナー」
古民家からリノベーションされたラーメン屋
それから「ラーメン 山」は、古民家からリノベーションされたラーメン屋です。和瓦や梁、襖などが活かされており、和モダンの外観と内装がデザインされています。人気店で修業したラーメン職人が独立開業した飲食店です。
メニューにはラーメンだけではなく、丼物や寿司もあります。入口で前払いで注文するシステムが採用されています。
参照元:ヤフーニュース!「【三重】バイカーにも大人気のラーメン店から待望の独立開業!のどかな景色に囲まれて食す塩ラーメン」
支援を受けて独立開業したフレンチレストラン

続いて「リュミエール」は、支援を受けて独立開業したフレンチレストランです。ホテルの総料理長として働いていたシェフが開業独立支援を受けられる料理コンテストで優勝し、独立開業した飲食店です。
独立開業後に集客に苦労しましたが、レストランガイド掲載をきっかけに売上を伸ばしました。開業から数年後にはミシュランの星も獲得し、店舗数を増やしていきました。
参照元:飲食店ドットコム「チャレンジキッチン初代チャンピオン『リュミエール』唐渡 泰シェフが語る、独立と資金の大切な話」
地元の高校生をターゲットにするカフェ
そして「コバラパンダ」は、地元の高校生をターゲットにするカフェです。地元の高校卒業後に飲食店で修業した料理人が、長年営業していた喫茶店の閉店をきっかけに独立開業した飲食店です。
地元の高校生限定の特典として、高得点のテストの答案用紙を提示することでアイスクリームが無料で提供されています。主なメニューは、和食ランチセットやスイーツ(パフェ・チュロス)などです。
参照元:
京橋経済新聞「旭高校近くに喫茶店『コバラパンダ』 卒業生が開業、地域の憩いの場に」
号外NET 都島区・旭区「【大阪市旭区】旭高校近くに『コバラパンダ』がオープン!~旭高校生と地域の人たちのコバラを満たす!楽しいお店~」
飲食店の独立開業資金

事例のような飲食店を独立開業するためには、予算が必要です。そこで飲食店の独立開業資金の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、開業資金の節約法も確認しましょう。
相場
まず飲食店の独立開業資金の相場は、坪単価30万~80万円程度です。例えば20坪の店舗物件であれば、600万~1,600万円程度の開業資金がかかります。ただし店舗の立地や物件の種類(居抜きかスケルトン)、業態・サービスなどによって、開業資金は変動します。
内訳
次に飲食店の独立開業資金の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪の店舗物件にかかる開業資金を試算してあります。
開業資金の内訳 | 各費用の目安 | 各費用の試算 |
物件取得費 (敷金や礼金、 前賃料など) | 10%程度 (賃料の3~8か月分程度) | 60万~160万円程度 (賃料月20万円で 20坪の店舗物件) |
店舗デザイン・工事費 (内装や外観、 厨房設備・機器・什器など) | 70%程度 (坪単価20万~60万円程度) | 400万~1,200万円程度 |
諸経費 (開業前の資格や 届出・許可、 採用・研修、集客など) | 10%程度 | 60万~160万円程度 |
運転資金 (開業後の光熱水費や 賃料、人件費など) | 10%程度 (賃料の3~8か月分程度) | 60万~160万円程度 |
合計 | 100% (坪単価30万~80万円程度) | 600万~1,600万円程度 |
上表のとおり、飲食店独立開業の開業資金においては、店舗デザイン・工事費が大半を占めます。つまり内装や外観、設備・機器・什器などにこだわるほど、開業資金が増加するわけです。
節約法
そして飲食店の独立開業資金の節約法には、相見積もりや居抜き物件・中古品・リース品、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の提案(工事の費用や期間など)や接客対応、施工実績などを比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。
居抜き物件を契約して外観や内装、設備・機器・什器などを譲渡してもらったり、中古品・リース品を選択したりすれば、店舗デザイン・工事費を削減できます。ただし居抜き物件・中古品・リース品にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば基本的に返済義務のない資金を獲得できますが、申請条件が定められています。飲食店が申請できる補助金や助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
飲食店の独立開業を計画しよう!
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監修者
-
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