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2021.10.04 2024.07.25|店舗デザイン
小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイント!施工事例や工事費用も紹介
本記事で、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントを解説します。また施工事例や工事費用もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
小児科クリニックの内装デザイン・工事の基本情報
内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすいからです。それでは小児科クリニックの内装デザイン・工事が重要な理由と必要なスペース、流れ、業者の選び方をご紹介します。
重要な理由
まず小児科クリニックの内装デザイン・工事が重要な理由は、集客と売上に影響するからです。衛生的で安全な内装空間をデザインして、患者である子どもの満足度や保護者の信頼感が向上すれば、集患率のアップを期待できます。
また機能的な設備・機器・什器を導入して、従業員の業務効率を上げたり、幅広い医療サービスを提供できたりすれば、売上アップにつながります。小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントについては、後ほどご紹介します。
必要なスペース
次に小児科クリニックの内装に必要なスペースは、エントランスや待合室、診察室、検査室、バックヤード(備品の収納場所や従業員の休憩室)などです。提供する医療サービスに応じて、必要なスペースを検討しましょう。
小児科クリニックに必要なスペースをデザイン・工事するためには、適した広さや間取りの物件を選定しなければなりません。小児科クリニックにも活用できる物件の探し方やコツをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
デザイン・工事の流れ
それから小児科クリニックの内装デザイン・工事の流れも確認しましょう。
- 業者探しと問い合わせ
- 相見積もりと契約
- 業者との打ち合わせ
- 店舗物件探しと現場調査
- 店舗内装デザインの完成
- 店舗の内装工事
- 店舗の引き渡し
以上の流れには数か月以上がかかりますので、開業予定日までに計画的に進めましょう。小児科クリニックにも活用できる内装のデザイン・工事の流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
そして小児科クリニックの内装デザイン・工事を依頼する業者の選び方として、相見積もりを取って、各業者の見積もりや施工実績、接客対応などを比較しましょう。内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や内装専門業者、工務店などがあります。
内装デザイン・工事業者の種類によって、得意分野や工事費用の単価などが異なります。小児科クリニックにも活用できる内装工事業者に依頼した失敗例 をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイント
基本情報だけではなく、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントも押さえましょう。8点(コンセプト設計と動線設計・レイアウト、テイスト・配色、安全性、清潔感と衛生性、医療設備・機器・什器、キッズスペース、装飾)をご紹介します。
コンセプト設計
まずコンセプト設計が、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントとして挙げられます。コンセプトは、小児科クリニック経営の基本方針です。コンセプトに基づいて、小児科クリニックの内装をデザイン・工事しましょう。
コンセプト設計は、開業資金の調達や競合院との差別化のためにも重要です。独自性のある医療サービスを提供するために、明確なコンセプトを設計しましょう。コンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
動線設計・レイアウト
次に動線設計・レイアウトも、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントです。動線設計は従業員の業務効率に影響するため、患者の満足度を左右します。従業員の作業動線と併せて、患者の来院から診察や検査、会計までの動線も設計しましょう。
設計した従業員と患者の動線に基づいて、各スペースのレイアウトを検討してください。小児科クリニックの内装にも活用できるレイアウトするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
テイスト・配色
またテイスト・配色も、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントです。テイストは内装デザインの味わいや方向性を示す言葉で、小児科クリニックにはナチュラルやシンプル、カントリーなどのテイストが適しています。
内装デザインの配色には、患者の心理や行動に影響を与える効果(色彩効果)があります。患者である子どもの安心感や落ち着きを与える配色を検討しましょう。配色するポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
安全性
それから安全性も、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントです。患者である乳幼児や小中学生の安全を確保できるように、内装材の素材や設備・機器・什器の配置などを検討しましょう。
例えばクッション性のある床材や低い位置の手すり・開閉ボタン、ベビーカー用のスロープなどが、小児科クリニックに適しています。小児科クリニックにも活用できる内装材の種類と特徴をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
清潔感と衛生性
さらに清潔感と衛生性も、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントです。アフターコロナの時代においても、小児科クリニックの内装には清潔感と衛生性が求められます。患者同士のフィジカルディスタンスや換気効率などを検討しましょう。
具体的には、抗菌性のある内装材や換気設備、自動型のドア・水栓などが小児科クリニックに必要です。内装デザインにおける感染症対策の課題と解決策をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
医療設備・機器・什器
続いて医療設備・機器・什器も、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントです。一般的な小児科クリニックには、検査用の医療設備や施術用の医療機器、待合用のソファや診察用のベッドなどが配置されます。
内装工事の予算や機能性、安全性などを考慮して、必要な医療設備・機器・什器を選びましょう。小児科クリニックにも活用できる什器の入手方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
キッズスペース
そしてキッズスペースも、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントです。患者である子どもに安心感や落ち着きを与えて、診察や検査をスムーズに進めるために、キッズスペースのレイアウトを検討しましょう。
小児科クリニックのキッズスペースには、室内用アスレチックや音響・映像設備、おもちゃ、本棚などが配置されます。小児科クリニックにも活用できるキッズスペースの作り方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
装飾
なお装飾も、小児科クリニックの内装デザイン・工事のポイントです。内装材やインテリア(装飾品や調度品)とは異なり、季節やイベントなどに応じて手軽に装飾(ポスターや看板、フェイクグリーンなど)を変更できます。
ただし小児科クリニックにおいては、患者である子どもの安全性や安心感を重視して、装飾の素材や配色、サイズなどを検討しましょう。小児科クリニックにも活用できる装飾する方法と費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
小児科クリニックの内装施工事例
ポイントを押さえて小児科クリニックの内装をデザイン・工事できるように、参考となる施工事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(綿密な計算と動線、キッズスペース、明るく温かなテイスト、アート作品)をご紹介します。
綿密に計算された内装
まず「ふじねクリニック」は、北海道岩見沢市にある小児科クリニックです。車椅子で通れる廊下の幅やトイレの鍵の高さなどが考慮されており、内装デザインが綿密に計算されています。
子ども連れの保護者が利用しやすいように、受付カウンターや待合室のベンチの高さや距離なども計算されています。体調不良の子どもを連れてくる保護者に配慮する小児科クリニックの内装デザインです。
参照元:ふじねクリニック「『心と体の小児科 ふじねクリニック』の内装の設計について。ミリ単位でこだわってます。」
患者同士の動線が区別された内装
次に「ことびあクリニック」は、東京都渋谷区にある小児科クリニックです。内装空間には待合室や診察室として利用される個室がレイアウトされており、患者同士の動線が区別されています。
ただしエントランスには、キッズスペースもレイアウトされています。白をベースカラーにした内装空間で、爽やかなグリーンや温かなオレンジなどの色が配置された小児科クリニックの内装デザインです。
参照元:ことびあクリニック「TOP」
キッズスペースのレイアウトされた内装
それから「アイステーションクリニック」は、東京都新宿区にある小児科クリニックです。待合室の内装には、キッズスペースがレイアウトされています。クッション性のあるマットや絵本の収納された本棚、フリーWi-Fiなどが配置されたキッズスペースです。
内装空間は白を基調に配色されており、アート作品や写真等で装飾されています。キッズスペース以外にも、授乳室やおむつ交換代もレイアウトされた小児科クリニックの内装デザインです。
明るく温かなテイストの内装
続いて「名古屋市立大学病院小児科外来」は、愛知県名古屋市にある小児科クリニックです。白を基調とした空間にカラフルな内装材が施工されており、明るく温かなテイスト内装がデザインされています。
小児科外来と同じテイストで、小児科の病棟や集中治療室もデザインされています。患者である子どもたちや保護者に寄り添った治療を心がけている小児科クリニックの内装デザインです。
アート作品で装飾された内装
そして「うえだ小児科」は、小児科クリニックです。白をベースカラーとした内装空間は、動物を描いたアート作品や窓用フィルム、壁紙などで装飾されています。木目の床材やカラフルな什器などが施工されており、温かさを感じさせるテイストです。
患者である子どものプライバシーに配慮して、個室の診察室やレントゲン室、診察室がレイアウトされています。受付スペースには、キッズスペースや水槽がレイアウトされた小児科クリニックの内装デザインです。
参照元:うえだ小児科「病院の紹介」
小児科クリニックの内装工事費用
事例のような小児科クリニックの内装を施工するためには、工事費用が必要です。そこで小児科クリニック内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、内装工事費用の節約法もご紹介します。
相場
まず小児科クリニック内装工事費用の相場は、坪単価30万~100万円程度です。例えば20坪の物件には、600万~2,000万円程度の内装工事費用がかかります。ただし物件の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数などによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次に小児科クリニック内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪の店舗物件にかかる内装工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
諸経費 (デザインや施工監理、 仮設、解体など) | 全体の20%程度 | 120万~400万円程度 (20坪の物件) |
内装工事費 (天井や壁、床、建具、 防音など) | 全体の30%程度 | 180万~600万円程度 |
設備・機器・什器工事費 (電気やガス、水道、照明、 空調・換気、施術台、 収納棚など) | 全体の50%程度 | 300万~1,000万円程度 |
合計 | 100% (坪単価30万~100万円程度) | 600万~2,000万円程度 |
上表のとおり、小児科クリニックの内装工事費用においては、設備・機器・什器工事費が大半を占めます。つまり設備・機器・什器等の台数が増えるほど、工事費用が増加するわけです。
節約法
そして小児科クリニック内装工事費用の節約法には、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の見積もりを比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。
居抜き物件を契約すれば、内装や外観、設備・機器・什器などを譲渡してもらえる分だけ、工事費用を削減できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。ただし補助金・助成金の種類ごとに、申請の条件や期間などが異なりますので、次の記事も併せてご覧ください。
小児科の内装デザイン・工事を計画しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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