2020.07.29  2025.01.15|店舗デザイン

居心地の良い店の条件とは?デザイン・レイアウト・事例なども紹介

居心地の良い店の条件とは?デザイン・レイアウト・事例なども紹介

本記事で、居心地の良い店の条件を解説します。また居心地の良い店のデザイン・レイアウト・事例などもご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

居心地の良い店の条件

居心地の良い店の条件

そもそも居心地の良い店には、どういった条件が当てはまるのでしょうか?そこで6つの条件(内装空間の清潔さ・おしゃれさと接客の丁寧さ、客席の広さ、温湿度の加減、顧客層の幅広さ、情報提供の正確さ)をご紹介します。

内装空間の清潔さ・おしゃれさ

まず内装空間の清潔さ・おしゃれさが、居心地の良い店の条件として当てはまります。業種や業態に関わらず、清潔でおしゃれな内装空間でなければ、顧客が快適性を感じづらいからです。

例えば飲食店のダイニングフロアが油で汚れていては、顧客が居心地の良さを感じながら食事を楽しめません。サロンの施術室がおしゃさに欠けていると、施術を受ける顧客がリラックスしづらいです。

接客の丁寧さ

次に接客の丁寧さも、居心地の良い店の条件です。業種や業態に関わらず、丁寧に接客することで、顧客の購買体験が向上します。例えばアパレルショップの従業員が質問や相談などに丁寧に対応することで、顧客が快適に買い物を済ませられます。

丁寧な接客を心がけて顧客からのクレームを減らせられると、従業員にとっても居心地の良い店になります。働きやすい職場環境を整備することで、従業員のモチベーションや定着率のアップにつながります。

客席の広さ

それから客席の広さも、居心地の良い店の条件です。一般的に客席を提供する店舗(飲食店やサロンなど)においては、顧客1人当たりのスペースが広いほど居心地の良さを感じやすくなります

ただし顧客同士が密にコミュニケーションを取る店舗(居酒屋やバーなど)や個室でサービスを提供する店舗(サロンやクリニックなど)においては、客席が広すぎる必要はありません。

温湿度の加減

続いて温湿度の加減も、居心地の良い店の条件です。業種・業態に関わらず、店舗内の温湿度を適切に保つことで、顧客が快適に過ごしやすくなります。例えば夏場のラーメン屋や焼肉屋には熱気がこもってしまうため、空調・換気設備が必要です。

しかし顧客の居心地の良さだけではなく、商品・サービスに適した温湿度に保つ必要もあります。特に食品の製造・販売や飲食物の提供などにおいては、食の安全に配慮して店舗内の温湿度を適切に保たなければなりません。

顧客層の幅広さ

さらに顧客層の幅広さも、居心地の良い店の条件です。自店舗がターゲットとする顧客層が幅広いほど、より多くの顧客が居心地の良さを感じられます。例えばさまざまな種類の客席(カウンター・テーブル・個室など)を配置することで、幅広い顧客に対応しやすいです。

ただし特定の顧客層にターゲットを絞り込んで、自店舗の商品・サービスの魅力を伝えることで、集客・売上のアップにつながります。自店舗の商品・サービスを本当に求める顧客層に提供することで、居心地の良さを感じてもらいやすくなります。

情報提供の正確さ

そして情報提供の正確さも、居心地の良い店の条件です。商品・サービスの内容や価格などに納得してもらってから販売することで、顧客が居心地の良さを感じやすくなります。正確な情報を提供しないで販売してしまうと、顧客からの信頼や信用を失いかねません。

例えば飲食店のメニューごとにアレルゲンを示したり、サロンの施術のメリット・デメリットを説明したりすることで、顧客が購入を検討しやすくなります。店舗内はもちろん、Web上での情報発信も重要です。

居心地の良い店をデザインするためのポイント

居心地の良い店をデザインするためのポイント

条件に当てはまる居心地の良い店をデザインできるように、ポイントを押さえましょう。6点(コンセプト・テイストと動線設計・レイアウト、席数の計算・個室の有無、空調・換気設備、バリアフリー・ユニバーサルデザイン、DXの推進)をご紹介します。

コンセプト・テイスト

まずコンセプト・テイストが、居心地の良い店をデザインするためのポイントとして挙げられます。明確なコンセプトを設計することで、店舗のターゲット層や商品・サービスの内容、内装デザインなどを決めやすくなるからです。

店舗の内装をデザインする際には、設計したコンセプトに合うテイストを選びましょう。例えば自然素材の商品・サービスを扱う店舗の内装空間には、ナチュラルテイストが合います。店舗内装デザインのテイスト事例については、次の記事も併せてご覧ください。

動線設計・レイアウト

次に動線設計も、居心地の良い店をデザインするためのポイントです。店舗の動線設計は顧客の満足度や従業員の業務効率を左右するため、集客と売上に影響を与えます。顧客が居心地の良さを感じられる動線を設計しましょう。

設計した動線に基づいて、店舗内のフロアをレイアウトします。店舗内のレイアウトは、空調性能や顧客の回遊性などに影響を与えます。業種・業態別の店舗をレイアウトするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください

席数の計算・個室の有無

それから席数の計算・個室の有無も、居心地の良い店をデザインするためのポイントです。座席を配置する店舗(飲食店やサロンなど)の売上は、「客単価×席数×回転率」で計算されます。居心地の良さはもちろん、売上目標を踏まえて、席数を計算しましょう。

顧客のプライバシーや快適性などに配慮する場合には、店舗内に個室をレイアウトします。個室の種類は、半個室と完全個室に分類されます。半個室と完全個室の違いをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください

空調・換気設備

続いて空調・換気設備も、居心地の良い店をデザインするためのポイントです。空調設備には、冷暖房・気流調整や換気・空気清浄、脱臭・消臭などの機能があります。店舗の間取りや熱負荷を踏まえて、空調設備を施工しましょう。

ウィルス・汚染物質の除去や二酸化炭素濃度の低減、結露・カビの防止などのために、店舗内の換気が重要です。店舗内を換気する方法には、自然換気と機械換気があります。機械換気設備の種類と費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

バリアフリー・ユニバーサルデザイン

さらにバリアフリー・ユニバーサルデザインも、居心地の良い店をデザインするためのポイントです。店舗をバリアフリー化すること(自動ドアやエレベーターなど)で、幅広い顧客層のニーズに応えやすくなります

ユニバーサルデザイン(全ての人が利用しやすい設計)には、センサー式の水栓・照明や図記号(ピクトグラム)、幅の広い通路などがあります。ユニバーサルデザインの参考事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

DXの推進

そしてDXの推進も、居心地の良い店をデザインするためのポイントです。店舗のDX(デジタル技術による店舗経営の仕組みや商品・サービスなどの変革)を推進して業務効率化や生産性向上を図ることで、顧客の満足度を高めましょう

居心地の良い店のデザインに役立つDXの方法には、オンライン予約システムやデジタルサイネージ、セルフオーダーシステム、キャッシュレス決済システムなどがあります。店舗DXの事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

居心地の良い店の施工事例

ポイントを押さえて居心地の良い店をデザインできるように、参考となる施工事例を調査しましょう。事例5点(レストランとカフェ、雑貨屋、サロン、クリニック)を取り上げて、各事例の特徴をご紹介します。

家庭的なレストラン

家庭的なレストラン

まず「ハンバーグ&グリルYUKIMI」は、家庭的なレストランです。居心地の良い店を目指して古民家からリノベーションされ、吹き抜けやガラス窓、古材などで開放的で温かなリビングのような雰囲気が演出されています。

無添加食材を使用した手作り料理(ハンバーグやハヤシライスなど)が提供されています。10席ほどのダイニングフロアですが、テイクアウトにも対応している店舗です。

参照元:上越タウンジャーナル「居心地の良い食堂に 東京の人気店『ハンバーグ&グリルYUKIMI』上越市大町3にオープン」

半個室のレイアウトされたカフェ

次に「Re:byCafe Book&CafeBar」は、半個室のレイアウトされたカフェです。カーテンで仕切られた小上がりの半個室で、カップルや友人同士などで利用できる居心地の良い空間が提供されています。

ダイニングフロアには幅広いジャンルの図書が陳列されており、来店した顧客が自由に読書を楽しめます。主なメニューは、カレーやワッフル、サラダ、スイーツ、ドリンクなどです。

参照元:号外NET さいたま市見沼区・岩槻区「【さいたま市見沼区】東大宮駅西口に読書を楽しめる隠れ家カフェ「Re:byCafe Book&CafeBar」がオープン!」

清潔感のある雑貨屋

清潔感のある雑貨屋

続いて「hibou」は、清潔感のある雑貨屋です。ホワイト・ライトグレーを基調とした内装空間で、木目の陳列棚に商品が陳列されています。顧客同士ですれ違えるほどの通路幅が確保されており、居心地の良い空間がデザインされています。

日本国内の職人が作った雑貨(アクセサリーやバッグ、スマホケースドライフラワーなど)が販売されており、取り扱う商品が定期的に入れ替わります。

参照元:日刊Lazuda(ラズダ)「個性光る一点モノ!米子市にハンドメイド雑貨屋『hibou(イーブー)』オープン」

個室のレイアウトされたサロン

個室のレイアウトされたサロン

それから「FOR AC 東京大学医学部附属病院店」は、個室のレイアウトされたサロンです。クリニックで治療や手術を受けた顧客のプライバシーに配慮して、個室内でアピアランスケアの施術が提供されています。

アピアランスケアには、ウィッグやカット、カバーメイク、ネイルなどがあります。顧客の状態に応じて、オリジナルの装具や補正下着なども販売しています。

参照元:PR TIMES「がん患者様の変化する外見をトータルケアする“美療”サロン『FOR AC 東京大学医学部附属病院店』1月31日(水)オープン|ウィッグやカバーメイク、ネイルケアも」

温かい雰囲気のクリニック

そして「みやざきこどものクリニック」は、温かい雰囲気のクリニックです。白を基調とした内装に木目やアースカラー(ブラウンやグリーンなど)が配置されているため、居心地の良い空間が演出されています。

各スペース(受付や待合室、診察室、処置室、検査室、隔離室、キッズスペース、お手洗いなど)は、同じテイストでデザインされています。統一感のあるクリニックの内装デザインです。

参照元:みやざきこどものクリニック「医院案内」

居心地以外の店舗デザインに関する注意点

居心地以外の店舗デザインに関する注意点

施工事例のような居心地の良い店を目指す際には、居心地以外の店舗デザインに関する注意点にも気をつけましょう。4点(業者の選び方とデザイン・工事費用、耐震性・防犯対策、機能性・メンテナンス性)をご紹介します。

業者の選び方

まず業者の選び方が、居心地以外の店舗デザインに関する注意点として挙げられます。自店舗に適した業者に依頼しなければ、店舗デザインに失敗してしまうリスクがあるからです。店舗デザインを依頼できる業者には、設計事務所や工務店、内装専門業者などがあります。

そこで相見積もりを取って、各業者の見積もり(デザイン・工事の内容や費用、期間など)や施工実績、得意分野などを比較しましょう。内装工事業者に依頼した失敗例 をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

デザイン・工事費用

次にデザイン・工事費用も、居心地以外の店舗デザインに関する注意点です。予算が足りなければ、店舗のデザイン・工事を依頼できません。工事を完了できないと、店舗の開業や移転、リニューアルが遅れてしまいます。

そこで店舗のデザイン・工事費用の相場と内訳を把握したうえで、予算を確保しましょう。店舗デザイン・工事費用の相場と内訳をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

耐震性・防犯対策

それから耐震性・防犯対策も、居心地以外の店舗デザインに関する注意点です。地震による被害の軽減や店舗営業に対する信頼感の獲得、関係法令の遵守などのために、店舗の耐震性を確保しましょう。

店舗営業には、犯罪(窃盗・強盗や不法侵入、暴行・傷害、放火など)のリスクがあります。顧客と従業員の安全を確保するために、防犯対策が重要です。店舗を防犯対策する方法と費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

機能性・メンテナンス性

そして機能性・メンテナンス性も、居心地以外の店舗デザインに関する注意点です。店舗の業種・業態や立地、商品・サービスなどに応じて、必要な機能性(断熱・耐火・耐震・耐候など)は異なります

店舗のメンテナンスは、劣化・破損した内外装の修繕や設備・機器・什器の保守点検、業務効率の向上、安全の管理などのために重要です。店舗メンテナンスの重点箇所と方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

居心地の良い店のデザインを検討しよう!

IDEALは、店舗全般のコンセプト設計から資金調達、物件探し、内外装のデザイン・工事、集客までのワンストップソリューションをご提供しております。

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監修者

IDEAL編集部

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