2024.03.01  2024.02.04|店舗デザイン

ハンバーガー屋の内装デザイン・工事に関する基本情報!注意点・施工事例・工事費用

ハンバーガー屋の内装デザイン・工事に関する基本情報!注意点・施工事例・工事費用

本記事で、ハンバーガー屋の内装デザイン・工事に関する基本情報を解説します。内装デザインの注意点・施工事例・工事費用もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

ハンバーガー屋の内装デザイン・工事に関する基本情報

ハンバーガー屋の内装デザイン・工事に関する基本情報

ハンバーガー屋の内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を押さえることで、計画を進めやすいからです。それでは、ハンバーガー屋の内装デザインが重要な理由や必要なスペース、依頼できる業者と選び方、デザイン・工事の流れをご紹介します。

重要な理由

まずハンバーガー屋の内装デザインが重要な理由は、集客と売上を向上させるためです。内装デザインで店舗のコンセプトを表現できると、ターゲットとする顧客層の興味・関心を集めやすくなります。

そこで店舗の明確なコンセプトを設計したうえで、ハンバーガー屋の内装をデザインしましょう。コンセプト設計などの内装をデザインする際の注意点については、後ほど取り上げます。

必要なスペース

次にハンバーガー屋の内装に必要なスペースには、ダイニングフロアや厨房、収納スペース、バックヤード、テイクアウト・デリバリー専用カウンター、ドライブスルースペースなどがあります。サービスに必要なスペースを検討しましょう。

例えば収納スペースとバックヤードの目的は、収納や休憩、事務作業などです。店舗に収納スペースやバックヤードをレイアウトするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

依頼できる業者と選び方

またハンバーガー屋の内装デザイン・工事を依頼できる業者は、設計事務所や内装専門業者、工務店などです。業者ごとに、デザイン性やコストなどのメリット・デメリットが異なります。

そこで内装デザイン・工事を依頼する業者の選び方として、各業者の施工実績や見積もり、接客対応等を比較しましょう。失敗しない内装工事業者の選び方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

デザイン・工事の流れ

そしてハンバーガー屋の内装デザイン・工事の流れもご確認ください。

  • 業者探しと問い合わせ
  • 相見積もりと契約
  • 業者との打ち合わせ
  • 店舗物件探しと現場調査
  • 店舗内装デザインの完成
  • 店舗の内装工事
  • 店舗の引き渡し

以上の流れには、数か月から半年以上かかります。開業予定日に間に合うように、計画的に進めましょう。店舗内装デザイン・工事の流れを詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。

ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点

ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点

基本情報だけではなく、ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点も確認しましょう。8点(店舗のコンセプトと物件、レイアウト、清潔感、厨房、テイスト、ドライブスルー、テイクアウト・デリバリー)をご紹介します。

コンセプトの設計

まずハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点として、コンセプトの設計が挙げられます。コンセプトは店舗経営の基本方針であり、事業計画書や競合店との差別化に必要です。

そしてハンバーガー屋のコンセプトに基づくことで、経営方針に沿った内装をデザインできます。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗物件の選定

次に店舗物件の選定も、ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点です。店舗物件はコンセプトを実現させるための手段であり、立地は集客に影響します。そして店舗の運転資金において、物件の賃料が大きな割合を占めます。

そこで希望条件(立地や賃料、階数、間取り、規模など)を整理したうえで、店舗物件の選定を開始しましょう。店舗物件の探し方やコツなどをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

フロアのレイアウト

またフロアのレイアウトも、ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点です。ハンバーガー屋の業態(店内飲食店やテイクアウト・デリバリー専用店など)に応じて、フロアのレイアウトを検討しましょう。

特に厨房(キッチン)をレイアウトする際には、飲食物を提供しやすい位置や種類を検討しなくてはなりません。飲食店の厨房(キッチン)レイアウトの分類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

内装デザインのテイスト

続いて内装デザインのテイストも、ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点です。内装デザインのテイストは、店舗デザインの味わいや方向性を示します。コンセプトに合う内装デザインのテイストを選びましょう。

ハンバーガー屋の内装デザインに合うテイストには、アメリカンやスタイリッシュ、和モダンなどがあります。店舗内装デザインのテイストを決めるポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

清潔感のある内装材

それから清潔感のある内装材も、ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点です。清潔感のある内装をデザインすることで、顧客満足度の向上につながります。ダイニングフロアはもちろん、厨房の内装(天井と壁、床、建具など)に適した素材を検討しましょう。

一般的な飲食店には、耐久性や防水性、耐火性の高い内装材が適しています。またコンセプトに合うように、内装材の色味や風合いも重要です。内装材の種類と特徴をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

設備・機器・什器

さらに厨房の設備・機器も、ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点です。一般的な飲食店に必要な設備・機器・什器について、リストにまとめました。

  • シンク
  • ガスコンロ・ガステーブル
  • 作業台
  • 冷凍冷蔵庫
  • 製氷機
  • 食器棚
  • テーブルやソファ
  • カウンター
  • 業種特有の設備・機器・什器

厨房設備・機器・什器を導入する際の注意点や店舗におしゃれな什器を選ぶポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ドライブスルーのスペースとシステム

そしてドライブスルーのスペースとシステムも、ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点です。店内飲食だけではなくドライブスルーに対応するためには、専用のスペースとシステムを確保しましょう。

ドライブスルーのシステムには、ヘッドセットやマイク、タイマー、ETCなどが含まれています。ドライブスルー店舗を開業する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

テイクアウト・デリバリーの専用カウンター

なおハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点として、テイクアウト・デリバリー専用カウンターも挙げられます。店内飲食とテイクアウト・デリバリーの両方に対応する場合には、動線の区別が必要です。

そこで店内飲食のカウンターとは別に、テイクアウト・デリバリーの専用カウンターをレイアウトしましょう。テイクアウト・デリバリー専門店の内装デザインについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ハンバーガー屋の内装施工事例

ハンバーガー屋の内装をデザインする際の注意点と併せて、施工事例も調査しましょう。本記事では事例5点を取り上げて、各事例の特徴(木の温かみとスタイリッシュなテイスト、和テイスト、清潔感、デリバリー・テイクアウト対応)をご紹介します。

木の温かみを感じさせる内装

木の温かみを感じさせる内装

まず「OLU BURGER KYOTO IBARAKI」は、京都の平井牛を使用するハンバーガー屋です。内装全体に木材が施工されており、木の温かみを感じさせます。カウンターやテーブルなどの什器も、木製です。

また店内の座席だけではなく、テラス席もレイアウトされており、開放的な空間で飲食ができます。店内飲食だけではなく、テイクアウトにも対応した内装デザインです。

参照元:

茨木つーしん「本町につくってたハンバーガー専門店「OLU BURGER KYOTO」がオープンしてる」

食べログ「OLU BURGER KYOTO IBARAKI」

スタイリッシュなテイストの内装

スタイリッシュなテイストの内装

次に「GOKU BURGER」は、ハンバーグ専門店が出店したハンバーガー屋です。スタイリッシュなテイストの内装がデザインされており、ハンバーグレストランをイメージさせます。

ダイニングフロアには、49席(カウンター席やテーブル席、個室席など)がレイアウトされています。立地が表参道ヒルズであるため、窓からおしゃれな街の景色を眺めながら飲食できる内装空間です。

参照元:

Hanako「日本のハンバーグを海外に発信!表参道に〈いしがまやハンバーグ〉の基盤店をオープン。」

食べログ「GOKU BURGER」

和テイストの内装

また「三六〇」は、和食器で飲食物を提供するハンバーガー屋です。古民家をリノベーションしたような店舗で、和テイストの内装がデザインされています。昔ながらの和食店のような雰囲気です。

外観も和瓦や暖簾などで装飾されており、和テイストのデザインです。のどかな街並みに溶け込んでいます。

参照元:食べログ「三六〇」

清潔感のある内装

清潔感のある内装

それから「SHIMAUMA BURGER 池袋店」は、淡路島バーガー専門のハンバーガー屋です。内装は白を基調に配色され、アクセントにライトブルーが配置されており、清潔感があります。

1階だけではなく、2階にもダイニングフロアがレイアウトされており、奥にはステージが設置。大きなスクリーンもあるため、動画配信やライブイベントなどを開催できる内装デザインです。

参照元:

食べログ「SHIMAUMA BURGER 池袋店」

池袋経済新聞「池袋に淡路島バーガー専門店「シマウマバーガー」 東京初進出」

デリバリー・テイクアウト対応した内装

デリバリー・テイクアウト対応した内装

そして「ベイス 初台店」は、デリバリー・テイクアウト対応したハンバーガー屋です。店舗に入ると、向かって右側にダイニングフロアと左側にテイクアウトカウンター・キッチンがレイアウトされており、シンプルな動線です。

デリバリーとテイクアウトだけではなく、ダイニングフロアもレイアウトされており、店内飲食にも対応しています。店外にはテラス席もレイアウトされており、開放的な雰囲気です。

参照元:

食べログ「ベイス 初台店」

base「ABOUT BASE」

ハンバーガー屋の内装工事費用

ハンバーガー屋の内装工事費用

施工事例のような内装を実現するためには、工事費用が必要です。そこでハンバーガー屋の内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、内装工事費用の節約法も確認しましょう。

相場

まずハンバーガー屋の内装工事費用の相場は、坪単価30万~50万円程度です。例えば20坪のスケルトン物件なら、600万~1,000万円程度かかります。ただし店舗の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数などによって、内装工事費用は変動します。

内訳

次にハンバーガー屋の内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪のスケルトン物件を工事する費用を試算してあります。

費用の内訳費用の目安費用の試算
諸経費
(デザイン・施工監理など)
全体の20%程度120万~200万円程度
(20坪のスケルトン物件)
内装工事
(天井や壁、床、建具など)
全体の30%程度180万~300万円程度
設備・機器・什器工事
(電気やガス、水道、照明、
空調、換気、厨房など)
全体の50%程度300万~500万円程度
合計100%
(坪単価30万~50万円程度)
600万~1,000万円程度

上表のとおり、ハンバーガー屋の内装工事費用においては、設備・機器・什器工事費用が大半を占めます。つまり設備・機器・什器の台数やグレードにこだわるほど、内装工事費用が増額するわけです。

節約法

そしてハンバーガー屋の内装工事費用の節約法には、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の見積もり(工事の内容や費用、期間など)を比較することで、余分な工事費用の削減が可能です。

居抜き物件を契約して、内装や外観、設備・機器・什器などを譲渡してもらえると、新規の工事費用を削減できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。

補助金・助成金を受給できると、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。ただし補助金・助成金ごとに申請の条件や方法などが異なりますので、次の記事も併せてご覧ください。

ハンバーガー屋の内装デザイン・工事を計画しよう!

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監修者

IDEAL編集部

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