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2020.10.20 2024.02.13|店舗デザイン
ヨガ・ピラティススタジオの内装デザインと工事!ポイント・施工事例・工事費用
本記事で、ヨガ・ピラティススタジオの内装デザインと工事に関するポイント・施工事例・工事費用を解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関する基本情報
ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認しておくことで、計画を進めやすくなるからです。それでは内装デザイン・工事が重要な理由や必要なスペース、業者の選び方、流れをご紹介します。
重要な理由
まずヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事が重要な理由は、集客と売上を伸ばすためです。内装デザインで店舗のコンセプトを表現できれば、ターゲットとする顧客層を集客しやすくなります。
また快適な内装空間を提供できれば、顧客満足度の向上につながり、売上を伸ばしやすいです。ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントについては、後ほどご紹介します。
必要なスペース
次にヨガ・ピラティススタジオの内装空間に必要なスペースには、受付や更衣室、メインスタジオ、キッズスペース、バックヤードなどがあります。ヨガ・ピラティススタジオのサービスに応じて、必要なスペースを選びましょう。
なお業態(店舗型や間借り型、自宅型など)によって、フロアの広さやレイアウトできるスペースが異なります。ヨガ・ピラティススタジオの業態についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
それからヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事を依頼できる業者の選び方として、各業者から見積もりを取ったうえで、施工実績や得意分野、接客対応などを比較しましょう。
内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や内装専門業者、工務店などがあります。各業者のメリット・デメリットをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
流れ
そしてヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事の流れも、事前にご確認ください。
- 業者探しと問い合わせ
- 相見積もりと契約
- 業者との打ち合わせ
- 店舗物件探しと現場調査
- 店舗内装デザインの完成
- 店舗の内装工事
- 店舗の引き渡し
以上の流れについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。内装のデザインから工事までには数か月から半年以上かかりますので、計画的に進めましょう。
ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイント
基本情報だけではなく、ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントを押さえましょう。8点(コンセプトとレイアウト、清潔感、床材、防音性と防振性、空調・換気、採光・照明、幅広い用途)を取り上げます。
コンセプトの設計
まずヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントとして、コンセプトの設計が挙げられます。コンセプトは店舗経営の基本方針となり、事業計画書の作成や競合店との差別化のために必要です。
そしてヨガ・ピラティススタジオのコンセプトに基づいて、内装をデザイン・工事することで、集客と売上を伸ばしやすくなります。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
開放感のあるレイアウト
次に開放感のあるレイアウトも、ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントです。開放感のあるスタジオをレイアウトして、顧客満足度を高められると、集客と売上につながります。
そこでヨガ・ピラティススタジオに必要なスペースを整理したうえで、各スペースの広さや位置関係を検討しましょう。店舗レイアウトの施工事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
清潔感のある内装材
また清潔感のある内装材も、ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントです。清潔感のある内装材を施工することで、顧客満足度を向上させて、集客と売上を伸ばしましょう。
特に健康な身体づくりに関わるヨガ・ピラティスのスタジオには、自然素材や汚れの目立たない素材が適しています。内装材の種類と特徴をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
耐久性のある床材
それから耐久性と防振性のある床材も、ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントです。メンテナンスのコストを下げるためには、運動器具の配置やストレッチに耐えられる床材を選びましょう。
例えば木材のフローリングやクッションフロアなどの床材が、ヨガ・ピラティススタジオには適しています。店舗に適した床材の種類と費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
防音性と防振性
続いて防音性と防振性も、ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントです。「店内から店外への騒音」や「店外から店内への騒音」を防止するために、店舗の防音・防振対策を検討しましょう。
ただし防音対策の目的によって、防音工事の方法(遮音・吸音・防振・制振)が異なります。店舗を防音対策する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
空調・換気設備
さらに空調・換気設備も、ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントです。以下の理由から、店舗を含む建築物には換気設備が求められます。
- ウィルスや汚染物質を除去するため
- 二酸化炭素の濃度を減らすため
- 結露とカビを防止するため
また顧客が運動に取り組むヨガ・ピラティススタジオにおいては、店舗内の温度調節のために空調設備の設置も検討しましょう。空調・換気設備の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
採光・照明の効果
そして採光・照明の効果も、ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントです。店舗にデザインできる窓の種類と工事費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
またヨガ・ピラティススタジオのサービス内容に応じて、照明の種類や当て方も検討しましょう。店舗に施工できる照明の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
幅広い用途への対応
なおヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事に関するポイントとして、幅広い用途への対応を検討しましょう。スタジオの用途には、ヨガ・ピラティスだけではなく、音楽やダンス、写真・動画撮影などもあります。
例えばヨガ・ピラティスのレッスン時間以外には、ダンススタジオとして貸し出すことができます。ダンススタジオの開業に関する基本情報をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ヨガ・ピラティススタジオの内装施工事例
ポイントを押さえたヨガ・ピラティススタジオの内装をデザイン・工事できるように、参考となる施工事例を調査しましょう。事例5点を取り挙げて、各事例の特徴(車イス利用者への対応と清潔感、開放感、キッズスペース、自然光)をご紹介します。
車椅子利用者に対応した内装
まず「CLUB PILATES センター北スタジオ」の内装は、車イス利用者に対応しています。エントランスからスタジオまでの通路幅が広く、車椅子が通行できる動線設計です。アメリカ本社により、デザインが監修されています。
スタジオ内には、マシン12台とプライベートルーム1室、更衣室などがレイアウトされています。白をベースカラーに、爽やかなライトブルーの壁紙や温かさのある木目の床材が施工されたスタジオです。
清潔さを感じさせる内装
次に「美圧ヨガbesta 三軒茶屋」の内装は、清潔さを感じさせるようにデザインされています。白をベースに配色された内装空間に、木目の什器や床材が配置されているからです。空調設備にも白色が選択されています。
またフィッティングルームは、運動前後にリラックスしてもらえるように、広めにレイアウトされています。「明日の自分をもっと好きになる。」というメッセージを届けることを目指しているスタジオです。
開放感のある内装
また「follow」は、ヨガ・ピラティスのスタジオです。高さのあるスケルトン天井と大きな窓の壁面が施工されており、開放感のある内装がデザインされています。
1店舗内に、異なる3つのスタジオがレイアウトされています。スケルトン天井のAスタジオはハンモックレッスンに、眺めの良いBスタジオは親子同伴レッスンに利用されています。Cスタジオは、ラグジュアリーなテイストです。
参照元:follow「スタジオ紹介」
キッズスペースのレイアウトされた内装
それから「Powerspot」の内装には、キッズスペースがレイアウトされています。ターゲットとしている顧客層のニーズに応えた内装デザインです。レッスン後に交流できるラウンジもあります。
店舗内には、サービスの種類(グループレッスンとボディメイク、パーソナルトレーニング)に応じて、3つのスタジオ(グループスタジオとジム、ピラティススタジオ)がデザインされています。
自然光が取り入れられた内装
そして「AGNIYOGA 新中野ヨガスタジオ」の内装には、壁面上部に窓が施工されており、自然光が取り入れられています。フロア全体に照明器具も施工されているため、曇天や夜間にも対応したスタジオです。
また床暖房も施工されているため、冬場でも温かな環境が提供されています。運動の前後に利用できるメイクやカフェのスペースもレイアウトされており、アットホームな雰囲気の内装デザインです。
ヨガ・ピラティススタジオの内装工事費用
施工事例のようなヨガ・ピラティススタジオの内装を実現できるように、工事費用の相場と内訳を確認しましょう。無駄な経費を削減できるように、内装工事費用の節約法もご紹介します。
相場
まずヨガ・ピラティススタジオの内装工事費用の相場は、坪単価10万~30万円程度です。例えば20坪の店舗物件なら、200万~600万円程度かかります。ただし店舗の立地や階数、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数などによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次にヨガ・ピラティススタジオの内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪のスケルトン物件にかかる内装工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
デザイン・施工監理 | 10% | 20万~60万円程度 |
諸経費 (仮設・解体など) | 10% | 20万~60万円程度 |
内装 (天井・床・壁・建具など) | 40% | 80万~240万円程度 |
設備・機器・什器 (電気・ガス・水道・運動器具・ カウンター・ロッカーなど) | 40% | 80万~240万円程度 |
合計 | 100% 坪単価10万~20万円程度 | 200万~600万円程度 |
上表のとおり、ヨガ・ピラティススタジオの内装工事費用は、特別な設備・機器・什器が必要な店舗(飲食店やサロン)に比べると安いです。ただし内装のデザイン性や設備・機器・什器のグレードにこだわるほど、工事費用は増額します。
節約法
そしてヨガ・ピラティススタジオの内装工事費用の節約法には、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。複数の業者から見積もり(相見積もり)を取って、各業者の見積もり(工事の内容や費用、期間など)を比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。
居抜き物件を契約して、内装や設備・機器・什器などを譲渡してもらえると、新規工事費用よりも節約できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金を受給できれば、基本的に返済義務のない資金となります。ただし補助金・助成金によって、申請の条件や方法などが異なりますので、ご注意ください。店舗開業・経営に活用できる補助金・助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ヨガ・ピラティススタジオの内装デザイン・工事を計画しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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