2024.07.22 2024.06.16|店舗デザイン
ホワイトニングサロンの内装工事費用はいくら?デザインのコツや施工事例も紹介
本記事で、ホワイトニングサロンの内装工事費用を解説します。またデザインのコツや施工事例もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事に関する基本情報
ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を把握することで、事前準備を進めやすいからです。それではホワイトニングサロンの重要な理由や必要なスペース、デザイン・工事の流れ、業者の選び方をご紹介します。
重要な理由
まずホワイトニングサロンの内装デザイン・工事が重要な理由は、売上や集客に影響するからです。歯のケアを提供するホワイトニングサロンには、新規顧客を獲得できるように、清潔感のある内装をデザインしましょう。
また従業員の業務効率や顧客の満足度を高めて、リピート率を上げられるように、レイアウトや設備・機器・什器を検討しなければなりません。ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツについて、後ほどご説明します。
必要なスペース
次にホワイトニングサロンの内装に必要なスペースは、受付カウンターや待合室、施術室、トイレ、従業員用の休憩室などです。サービスの提供方法や従業員数などによって、必要なスペースの広さは異なります。
なおホワイトニングサロンには大型の設備・機器・什器は必要ないため、サロンの他業態より小規模な物件でも開業できます。ホワイトニングサロンを開業する流れについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
デザイン・工事の流れ
それからホワイトニングサロンの内装デザイン・工事の流れも確認しましょう。
- 業者探し
- 相見積もりと契約
- 業者と打ち合せ
- 物件探し
- 内装・レイアウトを決める
- 内装工事を始める
- サロン引き渡し
以上の流れに数か月から半年以上がかかるため、開業日から逆算して計画的に進めましょう。ホワイトニングサロンにも活用できる内装デザイン・工事の流れについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
そしてホワイトニングサロン内装・デザイン工事を依頼できる業者の選び方として、相見積もりを取りましょう。複数の業者から見積もりを取ることで、工事の内容や費用、期間などを比較できるからです。
なお内装デザイン・工事を依頼できる業者のタイプには、設計事務所や工務店、内装工事業者などがあります。タイプごとの特徴や依頼した失敗例などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツ
基本情報だけでなく、ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツも確認しましょう。本記事では、8点(コンセプトとテイスト、レイアウト、快適性・清潔感、音響・映像設備、照明・配色、防音性、設備・機器・什器)をご紹介します。
コンセプトの設計
まずコンセプトの設計が、ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツとして挙げられます。ホワイトニングサロン経営の基本方針となるコンセプトに基づいて、内装をデザインすることで、競合店との差別化が可能です。
まずはターゲット層やサービスの魅力などを明確にしたうえで、内装をデザインしましょう。ホワイトニングサロンの内装にも活用できるコンセプトを設計する方法や実現させるポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
テイスト
次にテイストも、ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツです。テイストは内装デザインの味わいや方向性を示す言葉で、ナチュラルやリゾート、レトロなどがあります。ターゲットとする顧客層に好まれるテイストを選びましょう。
テイストを表現するためには、内装材や配色、照明、什器などを工夫してください。ホワイトニングサロンにも活用できる内装デザインのテイスト事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
レイアウト
それからレイアウトも、ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツです。レイアウトは、売上や顧客満足度、空調性能などに影響します。一般的にホワイトニングサロンの顧客滞在時間は数十分程度になるため、安心感や快適性を感じられる施術空間が必要です。
例えば個室や半個室の施術室をレイアウトすることで、施術を受ける顧客のプライバシーを保護できます。ホワイトニングサロンの内装にも活用できるレイアウトの施工事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
快適性・清潔感
続いて快適性・清潔感も、ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツです。歯のケアを提供するホワイトニングサロンには、施術中の顧客に快適性・清潔感を与えられる内装をデザインしましょう。
例えば白やベージュを基調とした内装空間に、木目の什器やゆったりと座れる施術台などを配置することで、快適性や清潔感を与えられます。ホワイトニングサロンにも活用できる内装材の種類や特徴をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
音響・映像設備
さらに音響や映像設備も、ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツです。音響設備は内装空間の雰囲気を演出し、映像設備はカウンセリング室や待合室などで活用されます。
そこでホワイトニングサロンの内装デザインやサービスに応じて、必要な音響設備と映像設備の種類や台数などを検討しましょう。ホワイトニングサロンの内装にも活用できる音響設備工事の流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
照明・配色の効果
そして照明・配色の効果も、ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツです。内装空間のテイストは、照明の明るさや色味、形状などによって変化します。ホワイトニングサロンの内装空間には、落ち着いた色味の照明器具を選びましょう。
また内装デザインにおける配色は、顧客の心理や行動に影響を与えるため、集客と売上を伸ばすために重要な要素です。ホワイトニングサロンの内装にも活用できる店舗を配色するポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
防音性
また防音性も、ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツです。店外からの騒音が施術室内に入ってくると、顧客が落ち着いた雰囲気で施術を受けられません。店舗物件の立地に応じて、防音工事を計画しましょう。
防音工事の方法には、遮音・吸音・防振・制振などがあります。騒音レベルを調査することで、適した工法を選べます。ホワイトニングサロンの内装にも活用できる防音対策する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
設備・機器・什器
なお設備・機器・什器も、ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事のコツです。コンセプトに合う設備・機器・什器を選択することで、内装空間の統一感が生まれます。サービスの質を高めるためには、設備・機器・什器の機能性も重要です。
例えば什器を選ぶ際には、用途や素材、機能だけではなく、入手方法(新品や中古品、レンタル品・リース品)も検討しましょう。ホワイトニングサロンの内装にも活用できるおしゃれな什器を選ぶポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ホワイトニングサロンの内装施工事例
コツを押さえてホワイトニングサロンの内装をデザイン・工事できるように、参考となる施工事例を調査しましょう。本記事では事例5点を取り上げて、各事例の特徴(ペアの顧客へのサービスと温かみ、清潔感、無人店舗、完全個室)をご紹介します。
ペアの顧客にサービスを提供できる内装
まず「ホワイトニングカフェ秋葉原店」様は、ペアの顧客にサービスを提供できるホワイトニングサロンです。内装空間には施術台2台だけが配置されており、家族連れやカップルなどの顧客が利用できます。
ただし横並びに配置された施術台が、半透明のカーテンで仕切られているため、施術中のプライバシーが保護されています。白を基調とした内装空間にライトブルーの壁紙が施工されており、明るく清潔さを感じさせる内装デザインです。
参照元:Whitening Cafe「ホワイトニングカフェ秋葉原店」
温かみのある内装
次に「ホワイトニングサロンBeaute神戸元町デンタルクリニック」様は、温かみのある内装が施工されたホワイトニングサロンです。白色を基調とした内装空間に、温かみを与える茶色の什器や建具が配置されています。
施術室は完全個室のため、室外からの視線や騒音を気にすることなく施術を受けられます。歯科医院ではありますが、一般歯科診療ではなく、ホワイトニングや歯のクリーニング、デンタルエステなどのサービスを提供するホワイトニングサロンです。
参照元:ホワイトニングサロンBeauteデンタルクリニック「Home」
清潔感のある内装
それから「Whitening GB 前橋店」様は、清潔感のある内装が施工されたホワイトニングサロンです。白を基調とした内装空間に、ライトブラウンやベージュの什器が配置されています。
施術室には施術台3台が配置されており、顧客がセルフホワイトニングを利用できます。各施術台は半透明のカーテンで仕切られているため、プライバシーが保護されています。エントランスや待合室も、同じテイストでデザインされた内装施工事例です。
参照元:Whitening GB「前橋市 セルフホワイトニング」
無人店舗の内装
続いて「SIROIRO」様は、無人店舗のホワイトニングサロンです。24時間営業している店舗で、完全個室が施工されています。ライトブラウンの内装材や什器が施工されており、温かみを感じさせる内装デザインです。
完全予約制の無人店舗で、会員登録した顧客がスマホアプリで開錠して入室すると、セルフホワイトニングを利用できます。月間利用回数ごとに定額プランを提供しているホワイトニングサロンです。
参照元:SIROIRO「Home」
完全個室のレイアウトされた内装
そして「SELFMADE宇都宮店」様は、完全個室の施工されたホワイトニングサロンです。アドバイザーが常駐していますが、完全個室には鍵が付いており、プライバシーが保護された状態で、顧客がセルフホワイトニングを利用できます。
ベージュを基調とした内装空間に、ホワイトの設備・機器やブラックの什器などが配置されているため、清潔感や静かな雰囲気が演出されています。セルフ脱毛機器も提供しているホワイトニングサロンです。
参照元:PR TIMES「『SELFMADE宇都宮店』 2024年3月23日オープン!」
ホワイトニングサロンの内装工事費用
事例のようなホワイトニングサロンの内装を施工するためには、工事費用が必要です。そこでホワイトニングサロン内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。経費を無駄にしないように、内装工事費用の節約法も確認しましょう。
相場
まずホワイトニングサロンの内装工事費用の相場は、坪単価20万~50万円程度です。例えば20坪の店舗物件には、400万~1,000万円程度の内装工事費用がかかります。ただし店舗物件の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の数などによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次にホワイトニングサロンの内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪の店舗物件にかかる内装工事費用を試算してあります。
各費用の内訳 | 各費用の目安 | 各費用の試算 |
---|---|---|
諸経費 (デザインや施工監理、 仮設、解体など) | 20%程度 | 40万~200万円程度 (20坪の店舗物件) |
内装工事費 (天井や壁、床、 建具など) | 30%程度 | 60万~300万円程度 |
設備・機器・什器工事費 (電気やガス、水道、 照明、空調・換気、施術台、 受付カウンターなど) | 50%程度 | 100万~500万円程度 |
合計 | 100% (坪単価20万~50万円程度) | 200万~1,000万円程度 |
上表のとおり、ホワイトニングサロンの内装工事費用においては、設備・機器・什器費の占める割合が大きいです。設備・機器・什器のグレードにこだわったり、台数を増やしたりするほど、工事費用が増加します。
節約法
そしてホワイトニングサロン内装工事費用の節約法には、相見積もりと居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の見積もり(工事の内容や費用、期間など)を比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。
居抜き物件を契約すれば、内装や設備・機器・什器などを引き継ぐ分だけ、新規工事費用を節約できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。ただし補助金・助成金ごとに用途や申請条件などが異なりますので、次の記事も併せてご覧ください。
ホワイトニングサロンの内装デザイン・工事を計画しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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