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2018.04.16 2024.05.07|新規開業ノウハウ
立ち飲み屋の内装施工事例!デザイン・工事に関するポイントも紹介
本記事で、立ち飲み屋の内装施工事例を解説します。立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントもご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関する基本情報
立ち飲み屋の内装デザイン・工事を計画する間に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすいからです。それでは内装デザイン・工事の重要な理由や必要なスペース、流れ、業者の選び方をご紹介します。
重要な理由
まず立ち飲み屋の内装デザイン・工事が重要な理由は、集客と売上に影響するからです。デザイン性の高い内装をデザインして、WebサイトやSNSなどでアピールして、新規顧客を獲得できれば集客数が増加します。
また機能性の高い内装をデザインして、顧客の満足度や従業員の業務効率を高めて、リピーターを獲得できれば売上の向上が可能です。立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントについては、後ほどご紹介します。
必要なスペース
次に立ち飲み屋の内装に必要なスペースは、ダイニングフロアやカウンター、厨房、バックヤードなどです。提供するメニューやサービスなどに応じて、必要なスペースをレイアウトしましょう。
居酒屋やバーなどの業態とは異なり、座席を配置しない分だけ立ち飲み屋のフロア面積は狭くて済みます。ただし収納スペースやバックヤードが必要ですので、次の記事も併せてご覧ください。
デザイン・工事の流れ
また立ち飲み屋の内装デザイン・工事の流れも確認しましょう。
- 業者探しと問い合わせ
- 相見積もりと契約
- 業者との打ち合わせ
- 店舗物件探しと現場調査
- 店舗内装デザインの完成
- 店舗の内装工事
- 店舗の引き渡し
以上の流れには数か月から半年以上がかかりますので、計画的に進めてください。立ち飲み屋にも活用できる内装デザイン・工事の流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
そして立ち飲み屋の内装デザイン・工事を依頼できる業者の選び方として、相見積もりを取って各業者の見積もり(工事の内容や費用、期間など)や施工実績、接客対応などを比較しましょう。
内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や工務店、内装専門業者などがあります。立ち飲み屋にも活用できる失敗しない内装工事業者の選び方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイント
基本情報だけではなく、立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントも押さえましょう。8点(コンセプトとテイスト、レイアウト、この字カウンター、清潔感・メンテナンス性、換気・排気、視認性、テイクアウト・デリバリー)を取り上げます。
コンセプトの設計
まず立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントとして、コンセプトの設計が挙げられます。コンセプトに基づいて内装をデザインできれば、ターゲットとする顧客層を獲得して、立ち飲み屋のサービスを提供しやすいです。
なおコンセプトは店舗経営の基本方針であり、競合店との差別化や開業資金の調達等に必要です。立ち飲み屋にも活用できるコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
テイスト
次にテイストも、立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントです。立ち飲み屋のコンセプトを実現できるように、適したテイスト(内装デザインの味わいや方向性を示す言葉)を選びましょう。
立ち飲み屋の内装デザインに適したテイストには、昭和レトロや和モダン、スタイリッシュなどがあります。内装デザインのテイスト事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
レイアウト
またレイアウトも、立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントです。立ち飲み屋のフロアに、必要なスペース(ダイニングフロアやカウンター、厨房、バックヤードなど)をレイアウトしましょう。
飲食店に必要なスペースをレイアウトする際には、顧客の動線や快適性、従業員の動線や安全性等が重要です。立ち飲み屋にも活用できる飲食店をレイアウトする流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
コの字カウンター
それからコの字カウンターも、立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントです。座席のない立ち飲み屋にコの字カウンターをデザインすれば、従業員の業務効率アップや賑やかな雰囲気の演出につながります。
そこで顧客のパーソナルスペースや従業員の収納スペースに配慮しながら、コの字カウンターをデザインしましょう。立ち飲み屋にも活用できるコの字カウンターをデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
清潔感・メンテナンス性
続いて清潔感・メンテナンス性も、立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントです。幅広い層の顧客を集客できるように、立ち飲み屋に適した内装材を選び、清潔感を与える内装をデザインしましょう。
なおコストを抑えながら内装の清潔感を保つためには、メンテナンス性も重要です。立ち飲み屋にも活用できるメンテナンスの重点箇所と方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
換気・排気の効率
さらに換気・排気の効率も、立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントです。ウィルス・汚染物質除去や二酸化炭素濃度低減、結露・カビ防止などのために、必要な換気設備を設置しましょう。
換気設備だけではなく、厨房から悪臭や煙の発生する飲食店には、排気設備も必要です。法令の定める基準に基づいて、排気ダクトを設置しましょう。立ち飲み屋にも活用できる排気ダクトに関する注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
店外からの視認性
そして店外からの視認性も、立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントです。幅広い層の顧客を獲得できるように、店外からの視認性を高めて、気軽に立ち寄れる雰囲気を演出しましょう。
店外からの視認性を高める方法には、大きな窓ガラス・ドアのデザインがあります。ただし店内で飲食している顧客のプライバシー保護も重要です。立ち飲み屋にもデザインできる窓の種類と工事費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
テイクアウト・デリバリーの対応
なおテイクアウト・デリバリーの対応も、立ち飲み屋の内装デザイン・工事に関するポイントです。テイクアウト・デリバリーに対応することで、売上アップにつながります。テイクアウト専用カウンターの設置を検討しましょう。
デリバリーに対応する場合には、受注の方法(アプリや電話など)に合わせて、必要なスペースをレイアウトしなければなりません。立ち飲み屋にも活用できるフードデリバリー専門店を開業する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
立ち飲み屋の内装施工事例
ポイントを押さえて内装を工事できるように、施工事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(空港内とテラス席、壁面カウンター、テイクアウト対応、光る柱)をご紹介します。
空港内にある立ち飲み屋の内装
まず「純米酒専門 YATA セントレア店」は、中部国際空港内にある立ち飲み屋です。和風の外観に対して、ベージュの内装空間にはシルバーのコの字カウンターがレイアウトされており、和モダンテイストの店舗がデザインされています。
メニューには純米酒に合うおでんやうどんチーズ、ドライフルーツなどがあり、1品数百円で提供されています。フライト前後に気軽に立ち寄れる立ち飲み屋です。
参照元:
テラス席もある立ち飲み屋の内装
次に「本町ブギウギ」は、テラス席もある立ち飲み屋です。店内には、L字のカウンター席とテーブル席がレイアウトされています。白を基調とした内装空間に木材の什器や内装材が取り入れられており、清潔さと温かみを感じさせる内装デザインです。
メニューには、幅広い種類のドリンク(ビールや酎ハイ、ワイン、ノンアルなど)とフード(サラダや餃子、揚げ物、パスタ、デザートなど)があります。最寄駅から徒歩数分の距離に立地し、貸切にも対応する立ち飲み屋です。
参照元:本町ブギウギ「写真」
壁面にカウンターが造作された内装
それから「TAKURAMI」は、創作イタリアンとスイーツを提供する立ち飲み屋です。厨房側にはI字カウンターがレイアウトされており、反対側の壁面にカウンターが造作されています。
店内の面積は12.5坪ですが、通路を挟んでI字カウンターと壁面カウンターに分かれて立ち飲みが可能です。打ちっ放しコンクリートの壁でスタイリッシュさが演出され、スケルトン天井で開放感が演出されています。
参照元:
船場経済新聞「大阪・本町に創作イタリアンとスイーツの立ち飲み店 店主は繊維業界出身」
テイクアウトに対応した立ち飲み屋の内装
続いて「炭火焼鳥 狛江三日月」は、テイクアウトに対応した立ち飲み屋です。エントランス付近にテイクアウトカウンターがレイアウトされており、店内の奥に立ち飲みスペースがデザインされています。
オンラインでテイクアウトオーダーとキャッシュレス決済を受け付けているため、来店した顧客に素早く商品を手渡せます。テイクアウト客と立ち飲み客の動線が区別されている内装デザインです。
光る柱が印象的な内装
そして「TOKYO 串 BAR」は、串揚げを提供する立ち飲み屋です。光る柱が印象的な内装がデザインされており、店外にいる顧客が窓際に施工されたカウンターで立ち飲みするスタイルです。
ブラックの外観と白の内装が対比しているデザインの立ち飲みです。ビールやワイン、カクテルなどのドリンクメニューが提供されており、フードメニューには串揚げの他にもサラダや煮物などもあります。
立ち飲み屋の内装工事費用
事例のような立ち飲み屋の内装を工事するためには、予算が必要です。そこで立ち飲み屋の内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、内装工事費用の節約法もご紹介します。
相場
まず立ち飲み屋の内装工事費用の相場は、坪単価20万~40万円程度です。例えば10坪のスケルトン物件なら、200万~400万円程度かかります。ただし店舗の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数などによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次に立ち飲み屋の内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、10坪のスケルトン物件を工事する費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
諸経費 (デザイン・施工監理など) | 全体の20%程度 | 40万~80万円程度 (20坪の スケルトン物件) |
内装工事 (天井や壁、床、建具など) | 全体の30%程度 | 60万~120万円程度 |
設備・機器・什器工事 (電気やガス、水道、 照明、空調、換気、厨房など) | 全体の50%程度 | 100万~200万円程度 |
合計 | 100% (坪単価20万~40万円程度) | 200万~400万円程度 |
設備・機器・什器工事費用が大半を占めます。つまり設備・機器・什器の台数やグレードにこだわるほど、内装工事費用が増額するわけです
節約法
そして立ち飲み屋の内装工事費用の節約法には、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、各業者の見積もり(工事の内容や費用、期間など)を比較することで、無駄な費用の削減が可能です。
居抜き物件を契約すれば、内装や外観、設備・機器・什器などを譲渡してもらえる分だけ、新規工事費用を削減できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。ただし補助金・助成金ごとに申請の基準や用途などが異なりますので、次の記事も併せてご覧ください。
立ち飲み屋の内装デザイン・工事を計画しよう
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監修者
-
IDEAL編集部
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