2025.01.11 2024.12.05|店舗デザイン
スポーツバーの内装施工事例!デザインポイント・工事費用も紹介
本記事で、スポーツバーの内装施工事例をご紹介します。またスポーツバーの内装デザインポイント・工事費用も解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
スポーツバーの内装デザイン・工事の基本情報
スポーツバーの内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすくなるからです。それではスポーツバーの内装デザイン・工事が重要な理由や必要なスペース、流れ、業者の選び方をご紹介します。
重要な理由
まずスポーツバーの内装デザイン・工事が重要な理由は、集客と売上に影響するからです。おしゃれな内装空間をデザインしてWebサイトやSNSなどで紹介すれば、新規顧客の獲得につながります。
内装空間に機能的な設備・機器・什器などを配置して、従業員の業務効率や顧客の満足度が高まれば、リピート率のアップが可能です。スポーツバーの内装デザインポイントについては、後ほどご紹介します。
必要なスペース
次にスポーツバーの内装空間に必要なスペースは、エントランスやダイニングフロアや厨房、トイレ、バックヤードなどです。ただしターゲット層やサービス・メニューの内容、従業員数などによって、必要なスペースは異なります。
例えばバックヤードは、収納や休憩と作業などに使用される場所です。在庫量や従業員数に応じて、バックヤードの間取りや広さは異なります。収納スペースとバックヤードの違いをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
流れ
それからスポーツバーの内装デザイン・工事の流れも、確認しましょう。
- 業者探しと問い合わせ
- 見積りと契約
- 業者と打ち合わせ
- 店舗の物件調査と実地調査
- 内装デザインの完成
- 店舗の内装工事
- 内装の引き渡し
以上の流れには数か月から半年以上がかかりますので、開業予定日までに計画的に進めなくてはなりません。スポーツバーにも活用できる内装デザイン・工事の流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
そしてスポーツバーの内装デザイン・工事を依頼する業者の選び方は、相見積りです。複数の業者から見積もりを取って、各業者の見積もり(工事の費用や期間など)や施工実績、接客対応などを比較しましょう。
内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や工務店、内装専門業者などがあります。スポーツバーにも活用できる内装工事業者に依頼した失敗例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
スポーツバーの内装デザインポイント
基本情報を踏まえたうえで、スポーツバーの内装デザインポイントも確認しましょう。8点(法令の遵守とコンセプトの設計、動線設計・ゾーニング・レイアウト、テイスト、カウンター、照明・配色の効果、設備・機器・什器、防犯対策)をご紹介します。
法令の遵守
まず法令の遵守が、スポーツバーの内装デザインポイントとして挙げられます。特定遊興飲食店営業や深夜酒類提供飲食店営業に該当する場合には、店舗の設備や構造が風営法の規制を受けるからです。
風営法だけではなく、店舗の内装は消防法や建築基準法による規制も受けます。内装制限に違反して罰則を科されないように、注意しなければなりません。内装制限の対象建築物や緩和策をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
コンセプトの設計
次にコンセプトの設計も、スポーツバーの内装デザインポイントです。コンセプトに基づいて内装をデザインすることでターゲット層を集客しやすくなり、来店した顧客にサービスを提供しやすくもなります。
内装デザインだけではなく、店舗のコンセプトは競合店との差別化や事業計画書の作成にも必要です。スポーツバーにも活用できるコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
動線設計・ゾーニング・レイアウト
それから動線設計・ゾーニング・レイアウトも、スポーツバーの内装デザインポイントです。顧客と従業員の導線を設計したうえで、スポーツバーに必要なスペース(ダイニングフロアや厨房、バックヤード、トイレなど)を配置しましょう。
内装空間をゾーニングしたら、各スペースのレイアウト(座席の種類・数や安全性、設備・機器・什器のサイズ・台数など)を検討します。飲食店をレイアウトする流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
テイスト
続いてテイストも、スポーツバーの内装デザインポイントです。テイストは、店舗デザインの味わいや方向性を示します。スポーツバーには、スポーティーやスタイリッシュなどのテイストが合います。
他にもラグジュアリーやナチュラルなどのテイストもありますので、スポーツバーのターゲット層やサービスの内容などに応じて適したテイストを選びましょう。店舗内装デザインのテイスト事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
カウンター
さらにカウンターも、スポーツバーの内装デザインポイントです。カウンターの種類は、形(I字型・L字型・コの字型)や高さ(ロー・ミドル・ハイ)、素材(木材・左官素材・メラミン樹脂)などによって分けられます。
スポーツバーの客単価と滞在時間、回転率などに応じて、カウンターの形や高さ、素材を選びましょう。カウンターの作り方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
照明・配色の効果
また照明・配色の効果も、スポーツバーの内装デザインポイントです。照明には、内装の雰囲気を演出したり、商品やサービスの魅力を引き立てたりする効果があります。スポーツバーのコンセプトに合わせて、照明の種類や明るさ、範囲などを検討しましょう。
配色には、顧客の心理や行動に影響を与える効果(色彩効果)があります。スポーツバーのコンセプトに合わせて、3色程度(ベース・メイン・アクセントカラー)を選びましょう。店舗を配色するポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
設備・機器・什器
そして設備・機器・什器も、スポーツバーの内装デザインポイントです。提供するメニューや収容人数などに応じて、厨房設備・機器やダイニングフロアの什器(テーブル・チェアなど)を選びましょう。
特にスポーツ観戦を提供するバーの集客と売上を伸ばすためには、音響・映像設備(大型モニターやスピーカーなど)が重要です。店舗の音響・映像設備工事についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
防犯対策
なお防犯対策も、スポーツバーの内装デザインポイントです。お酒を提供するバーの内装空間においては、顧客同士のトラブルや設備・機器・什器の損壊などの犯罪リスクがあります。
そこで顧客はもちろん従業員の安全を守るために、防犯対策の方法(防犯カメラやセキュリティシステムなど)を検討しましょう。店舗を防犯対策するポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
スポーツバーの内装施工事例
ポイントを押さえてスポーツバーの内装をデザインできるように、参考となる施工事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(テラスとコミュニティイベント対応、個室、ハイカウンター、ソファ席)をご紹介します。
テラスのあるスポーツバー
まず「GRANDSLAM sportsbar&cafe」は、テラスのあるスポーツバーです。屋根のない屋外テラスは開放的な雰囲気で、ソファ席やテーブル席が配置されています。店内だけではなく、テラスの向きにもテレビモニターが設置されています。
内装空間の天井はスケルトン状態に仕上げられているため、開放感があります。ライブステージが施工されているため、スポーツ観戦だけではなくバンドの演奏も提供しているスポーツバーの内装施工事例です。
参照元:GRANDSLAM sportsbar&cafe「店内イメージ」
コミュニティイベントに対応したスポーツバー
次に「GARB Cheers OTEMACHI」は、コミュニティイベントに対応したスポーツバーです。コミュニティスペースでは、スポーツ観戦はもちろん、地元の住民やビジネスパーソンによるイベントが開催されています。
コミュニティスペースの内装空間には白のベースカラーが配色されており、木目の内装材や什器が配置されています。清潔感や温かさを感じさせるスポーツバーの内装施工事例です。
個室のあるスポーツバー
それから「Sports Cafe 119」は、個室のあるスポーツバーです。10名収容の個室には清潔さを感じさせるホワイトが配色されており、壁一面の窓で明るさや開放感が演出されています。
ダイニングフロアにはカウンター席とテーブル席がレイアウトされており、各席から視聴できる位置にテレビモニター数台が設置されています。打ちっぱなしコンクリートがスタイリッシュさを感じさせるスポーツバーの内装施工事例です。
参照元:ホットペッパーグルメ「Sports Cafe 119」
ハイカウンターのスポーツバー
続いて「RANDC」は、ハイカウンターのスポーツバーです。腰壁にハイカウンターが施工されているため従業員が接客しやすいですが、顧客の目線に厨房内の様子が入りません。従業員の業務効率と顧客の快適性を両立させたカウンターのデザインです。
ホワイトを基調にした内装空間に鮮やかな色(ブルー・イエロー・オレンジなど)が配置されているため、賑やかな雰囲気を感じさせます。雑貨やアート作品などで装飾されたスポーツバーの内装施工事例です。
参照元:ヤフーニュース「【まだあまり知られていない】大阪・箕面に今年オープンのおしゃれなスポーツバー&カフェ」
ソファ席のあるスポーツバー
そして「CROSSOVER TOKYO」は、ソファ席のあるスポーツバーです。カウンター側の反対の壁際に、長時間のスポーツ観戦でも疲れにくいレザー素材のソファが配置されています。
グレーを基調にした内装空間にブラックの内装材や什器が配置されているため、スタイリッシュなテイストが表現されています。天井がスケルトン状態で仕上げられており、開放的な雰囲気も感じさせるスポーツバーの内装施工事例です。
参照元:赤羽マガジン「赤羽にスポーツ観戦バー『CROSSOVER TOKYO』が新オープンしていました!でっかいモニターで有名選手の雄姿を拝めるかも!?」
スポーツバーの内装工事費用
事例のようなスポーツバーの内装を工事するためには、予算が必要です。そこでスポーツバー内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、工事費用の節約法も確認しましょう。
相場
まずスポーツバー内装工事費用の相場は、坪単価20万〜60万円程度です。例えば30坪の店舗物件を貸借するなら、600万〜1,800万円程度の内装費用がかかります。ただし店舗物件の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数、内装材のグレードなどによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次にスポーツバー内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、30坪の店舗物件にかかる内装工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
諸経費 (デザインと施工監理、 仮設、解体など) | 全体の10%程度 (賃金の4~12ヵ月分程度) | 60万~180万円程度 (30坪の店舗物件) |
内装工事費 (天井や壁、床、 建具など) | 全体の40%程度 | 240万~720万円程度 |
設備・機器・什器工事費 (電気やガス、水道、 厨房、照明、空調・ 換気、音響・映像、 カウンターなど) | 全体の50%程度 | 300万~900万円程度 |
合計 | 100% (坪単価20万~60万円程度) | 600万~1,800万円程度 |
上表のとおり、スポーツバーの内装工事費用においては、設備・機器・什器工事費が大半を占めます。つまり設備・機器・什器のグレードや台数にこだわるほど、工事費用が増加するわけです。
節約法
そしてスポーツバー内装工事費用の節約法は、中古品・リース品や居抜き物件や補助金、助成金などがあります。中古品・リース品を活用すれば、新品を購入するよりも初期費用を抑えられますが、デメリットもありますのでご注意ください。
居抜き物件を契約して、内装や外観、設備・機器・什器などを譲渡してもらえると、新規工事費用を抑えられます。ただし居抜き物件にもデメリットがありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金には基本的に返済義務がありませんが、種類ごとに申請条件が定められています。飲食店が申請できる補助金・助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
スポーツバーの内装デザイン・工事を計画しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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