「焼肉店の内装をデザインするポ…
2024.12.27 2024.11.10|店舗デザイン
ダーツバーの内装デザインポイントとは?施工事例・工事費用も紹介
本記事で、ダーツバーの内装デザインポイントを解説します。またダーツバーの内装施工事例や内装工事費用もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
ダーツバーの内装デザイン・工事に関する基本情報
ダーツバーの内装デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすくなるからです。それではダーツバーの内装が重要な理由や必要なスペース、デザイン・工事の流れ、業者の選び方をご紹介します。
重要な理由
まずダーツバーの内装デザインが重要な理由は、集客と売上に影響するからです。おしゃれな内装をデザインして、オンラインやオフラインで発信すれば、新規顧客の獲得につながります。
おしゃれな内装だけではなく、高機能な設備・機器・什器を配置して、従業員の業務効率や顧客の満足度が高まれば、リピート率の向上を期待できます。具体的なダーツバーの内装デザインポイントについては、後ほどご紹介します。
必要なスペース
次にダーツバーの内装空間に必要なスペースは、エントランスやダイニングフロア、カウンター、ダーツスペース、厨房、トイレ、バックヤードなどです。ターゲット層やサービス、メニュー、従業員数などに合わせて、必要なスペースを検討しましょう。
バックヤードは、食材・備品の収納や従業員の作業・休憩などに使用されるスペースです。在庫量や従業員数などに応じて、バックヤードの広さは異なります。収納スペースとバックヤードの違いをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
デザイン・工事の流れ
それからダーツバーの内装デザイン・工事の流れも、確認しましょう。
- 業者探しと問い合わせ
- 見積りと契約
- 業者と打ち合わせ
- 店舗の物件調査と実地調査
- 内装デザインの完成
- 店舗の内装工事
- 内装の引き渡し
以上の流れには数か月から半年以上がかかりますので、開業予定日から逆算して計画的に進めなくてはなりません。ダーツバーにも活用できる内装デザイン・工事の流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業者の選び方
そしてダーツバーの内装デザイン・工事を依頼する業者の選び方は、相見積りです。複数の業者から見積もりを取れば、各業者の提案(工事の費用や期間)や施工実績、接客対応などを比較できます。
内装デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や工務店、内装専門業者などがあります。ダーツバーにも活用できる内装工事業者に依頼した失敗例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ダーツバーの内装デザインポイント
基本情報だけではなく、ダーツバーの内装デザインポイントも押さえましょう。8点(法令の遵守とコンセプトの設計、動線設計・レイアウト、テイスト、照明・配色の効果、設備・機器・什器、防犯対策、インテリア・装飾)をご紹介します。
法令の遵守
まず法令の遵守が、ダーツバーの内装デザインポイントとして挙げられます。運動競技に使用されるデジタルダーツの設置は、従業員の目視や防犯カメラ設置により風営法の規制対象から外れます。
参照元:警察庁「デジタルダーツ及びシミュレーションゴルフを設置して客に遊技をさせる営業の取扱いについて(通達)」
ただしダーツバーを含む店舗物件の内装は、建築基準法(避難経路確保のため)や消防法(火災予防や消火活動のため)により制限を受けます。内装制限の対象建築物の判定方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
コンセプトの設計
次にコンセプトの設計も、ダーツバーの内装デザインポイントです。店舗経営の基本方針であるコンセプトに基づいて内装をデザインすることで、競合店との差別化を図りながらターゲット層のニーズに応えやすくなります。
内装デザインだけではなく、店舗のコンセプトはメニューの開発や事業計画書の作成にも必要です。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
動線設計・レイアウト
それから動線設計・レイアウトも、ダーツバーの内装デザインポイントです。動線設計は従業員の業務効率や顧客の満足度を左右するため、集客と売上に影響を与えます。顧客の過ごし方や従業員の働き方に合わせて、動線を設計しましょう。
設計した動線に基づいて、店内フロアに必要なスペース(エントランスやダイニングフロア、ダーツスペース、厨房、トイレ、バックヤードなど)をレイアウトします。ダーツバーにも活用できる厨房をレイアウトする方法については、次の記事を併せてご覧ください。
テイスト
続いてテイストも、ダーツバーの内装デザインポイントです。内装デザインのテイストは味わいや方向性を示し、内装の素材や配色などによって変化します。ダーツバーのコンセプトに合わせて、内装デザインのテイストを選びましょう。
ダーツバーに合うテイストには、スポーティーやスタイリッシュ、アメリカンなどがあります。ダーツバーにも活用できる内装デザインのテイスト事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
照明・配色の効果
さらに照明・配色の効果も、ダーツバーの内装デザインポイントです。照明には、内装空間の雰囲気を演出したり、商品やサービスの魅力を引き立てたりする効果があります。内装デザインのテイストに合う照明器具を選択しましょう。
配色には、顧客の心理や行動に影響を与える効果(色彩効果)があります。ベースカラーとメインカラー、アクセントカラーのバランスが、重要です。ダーツバーの内装デザインにも活用できる配色のパターンをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
設備・機器・什器
また設備・機器・什器も、ダーツバーの内装デザインポイントです。ダーツバーのサービスに合わせて、電気・ガス・水道・厨房・空調・換気設備や音響・映像機器などを配置します。
ダーツバーに配置される什器には、テーブル・カウンターやチェア・ソファ、収納棚などがあります。内装デザインのテイストを表現するためには、什器の素材や色味が重要です。店舗で利用される什器の分類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
防犯対策
そして防犯対策も、ダーツバーの内装デザインポイントです。深夜にお酒を提供するバー業態の店舗においては、顧客同士のトラブルや犯罪が発生するリスクがあります。内装デザインの段階で、防犯対策を検討しましょう。
例えばダーツバーの内装空間には、防犯カメラやセキュリティシステム、防犯ガラスなどを導入できます。ダーツバーにも活用できる店舗を防犯対策する方法と費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
インテリア・装飾
なおインテリア・装飾も、ダーツバーの内装デザインポイントです。工事を伴う内装材や設備だけではなく、インテリア(什器やアート作品、雑貨、観葉植物、電化製品など)の種類によっても店舗内の雰囲気を演出できます。
撤去や交換にコストがかかるインテリアに対して、装飾(ポスターや看板、提灯、パネル、フェイクグリーンなど)なら季節やキャンペーンに応じて手軽に変更できます。内装デザインの段階で、インテリア・装飾の活用方法を検討しましょう。
ダーツバー内装施工事例
ポイントを押さえてダーツバーの内装をデザインできるように、参考となる施工事例を調査しましょう。本記事では事例5点を取り上げて、各事例の特徴(カジュアルテイストとラグジュアリーなテイスト、明るいテイスト、カラオケ店内、ビリヤード台)をご紹介します。
カジュアルテイストの内装
まず「ダーツワン橋本駅前店」は、カジュアルテイストの内装が施工されたダーツバーです。ライトグレーをベースカラーにしたダイニングフロアに、木目の床材や什器が配置され、壁一面にダーツマシンが設置されています。
天井がスケルトン状態で仕上げられているため、開放的な雰囲気を感じさせます。パーティーや結婚式の二次会などに対応できるように、可動型の什器が配置されているダーツバーの内装施工事例です。
参照元:
Peachy「オールゲーム100円のダーツバー『ダーツワン』3店舗目が神奈川県にオープン。チャージ料が無料なのは嬉しい。」
ラグジュアリーなテイストの内装
次に「C.STAND心斎橋店」は、ラグジュアリーなテイストの内装が施工されたダーツバーです。ダークカラーを基調とした内装空間に、明るい色味の什器やシャンデリアなどが配置されています。
観葉植物やフェイクグリーンで装飾されており、ナチュラルテイストも感じさせます。ダイニングフロアとは別に、カラオケ用の個室もレイアウトされているダーツバーの内装施工事例です。
参照元:
シーシャ×ダーツ×バー C.STAND(シースタンド) 心斎橋店「店内・空間」
明るいテイストの内装
https://www.instagram.com/p/Cs86GNOvjB-/?utm_source=ig_web_copy_linkそれから「Laughtale」は、明るいテイストの内装が施工されたダーツバーです。ホワイトがベースカラーのダイニングフロアに、ダーツマシンやライトブルーのチェアなどが配置されています。
スケルトン天井や木製の床材・テーブルが取り入れられており、開放感や温かさも感じさせています。食事やダーツで楽しめる店舗を目指しているダーツバーの内装施工事例です。
参照元:
EDITORS SAGA「笑顔あふれる鹿島の遊び場。人の輪が広がるダーツバー『Laughtale(ラフテル)』」
カラオケ店内にある店舗の内装
続いて「B-GARAGE 宇都宮池上店」は、カラオケ店内にあるダーツバーです。ダークブラウンを基調としたダイニングフロアに、バーカウンターやダーツエリアがレイアウトされています。
ダイニングフロアには可動式の什器が配置されており、収容人数120名までのパーティーに対応できます。大型モニターも設置されており、スポーツ観戦もできるダーツバーの内装施工事例です。
参照元:
ビッグエコー「ダーツ&スポーツバーB-GARAGE 宇都宮池上店」
ビリヤード台が配置された内装
https://www.instagram.com/p/CpPy9nXPW3i/?utm_source=ig_web_copy_linkそして「211CLUB」は、内装空間にビリヤード台が配置されたダーツバーです。ダークカラーを基調としたダイニングフロアには、客席とダーツマシン6台に加えて、ビリヤード4台も配置されています。
ダイニングフロアにダウンライトの薄暗い光が照らされているダーツバーの内装施工事例です。各ビリヤード台の上には、ビリヤードをプレーしやすいように、ステンドグラス調の傘に覆われた照明器具が配置されています。
参照元:
ヤフーニュース!「【茅ヶ崎市】こんなところに大人の隠れ家ビリヤード&ダーツバーが!211clubは昼間から人気です!」
ダーツバーの内装工事費用
事例のようなダーツバーを施工するためには、予算が必要です。そこでダーツバー内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、工事費用の節約法も確認しましょう。
相場
まずダーツバー内装工事費用の相場は、坪単価20万〜60万円程度です。例えば賃料月20万円で20坪の店舗物件を貸借するなら、400万〜1,200万円程度の内装費用がかかります。ただし店舗物件の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数、内装材のグレードなどによって、内装工事費用は変動します。
内訳
次にダーツバー内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪の店舗物件にかかる内装工事費用を試算してあります。
費用の内訳 | 費用の目安 | 費用の試算 |
諸経費 (デザインと施工監理、 仮設、解体など) | 全体の20%程度 (賃金の4~12ヵ月分程度) | 80万~240万円程度 (賃料月20万円で 20坪の店舗物件) |
内装工事費 (天井や壁、 床、建具など) | 全体の30%程度 | 120万~360万円程度 |
設備・機器・什器工事費 (電気やガス、水道、 厨房、照明、 空調・換気、 ダーツマシンなど) | 全体の50%程度 | 200万~600万円程度 |
合計 | 100% (坪単価20万~60万円程度) | 400万~1,200万円程度 |
上表のとおり、ダーツバーの内装工事費用においては、設備・機器・什器工事費が大半を占めます。つまり設備・機器・什器のグレードや台数にこだわるほど、工事費用が増加するわけです。
節約法
そしてダーツバー内装工事費用の節約法は、中古品・リース品や居抜き物件や補助金、助成金などがあります。中古品・リース品を活用すれば、新品を購入するよりも初期費用を抑えられますが、デメリットもあります。
居抜き物件を契約して、内装や外観、設備・機器・什器などを譲渡してもらえると、新規工事費用を抑えられます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。しかし補助金・助成金の種類ごとに、申請条件が異なります。飲食店が申請できる補助金・助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
ダーツバーの内装デザイン・工事を計画しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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